ホーム
2017年9月20日(水)16時38分ホーム
メニュー
漢方薬その他の情報
漢方薬
自律神経
おなか(腸)のこと
鍼と灸
アレルギー
子供
発熱・感染症
病気・養生・その他
漢方薬その他の情報
オンライン状況
7 人のユーザが現在オンラインです。 (1 人のユーザが 漢方薬・自律神経・その他の情報 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 7

もっと...
トップ  >  病気・養生・その他  >  DHAとEPA

かつてリノール酸ブームというのがありました。脂肪が、飽和脂肪酸の多い動物性脂肪と、リノール酸などの多い植物性脂肪に大別され、前者はコレステロールを上げ、後者は逆に下げるので、とにかく植物油を摂取することがめられたのです。現在でもこの事実は間違いありません。

ところがリノール酸も摂りすぎると酸化により過酸化脂質が生成されやすく、老化を早めたり、アレルギーやガンを促進するということが判明したのです。また、リノール酸の過剰摂取は、動脈硬化の予防作用を持つHDL(善玉)コレステロールを低下させてしまうこともわかったのです。

イワシをはじめ背の青い魚(青魚)の効用が注目されるようになったのは、1970年代のイヌイット(エスキモー)を対象にした調査です。イヌイットには脳血栓や心筋梗塞などの血栓症が非常に少ないことが知られていましたが、その血液を調べると、対照群とされたデンマーク人よりも多くのEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサ
ヘキサエン酸)を含んでいました。不飽和脂肪酸のEPAとDHAは、イヌイットが常食している青魚やアザラシに豊富に含まれています。このことから血栓症の罹患の低さは、遺伝ではなく食生活に起因することが明らかになりました。日本で漁村と農村に住む人を比較したところ、漁村の住民に血液には農村住民の約2倍のEPAが含まれ、血栓症による死亡率も低いという報告もあります。

【DHAとEPA】

EPAとDHAは分子構造がよく似ていて、いずれも血中の中性脂肪やコレステロールを低下させる働きを持っています。ただし中性脂肪に対してはEPAのほうが、コレステロールにはDHAのほうが効果が高いとされています。両者の最も大きな違いは、DHAは脳の構成成分で、脳が必要とする限られた栄養分の一つであるのに対し、EPAは脳の入り口の血液脳関門を通過できないことにあります。DHAは細胞膜の流動性を高め、神経細胞を活性化することで、情報の伝達をスムーズにすると言われており、特に記憶力を向上させる栄養素として知られるようになりました。DHAは母乳にも含まれますが、魚をよく食べる日本人女性の母乳は、欧米女性よりもDHAが高濃度に含まれていることが報告されています。

このほかにもDHAの効果として、老人性認知症の症状改善、高血糖の改善、視力の向上、アトピー性皮膚炎や花粉症などアレルギー疾患の症状軽減などが挙げられます。最近では、攻撃性を抑える、神経を安定させる、集中力を高めるといった作用にも注目が集まっています。

さらにEPAやDHAは、大腸ガンや乳ガンの発症を抑えることも報告されています。ガンが日本人の死亡原因のトップになった1980年代は、日本人の食生活の欧米化が進み、魚離れが顕著になった時期と符号しています。

EPAやDHAが多く含まれているのは、マグロ、ブリ、イワシ、サバ、サンマなど、いわゆる青背の魚です。

EPAやDHAは比較的熱に安定している成分なので、焼いたり煮たりして加熱しても、成分が変化することはほとんどありませんが、煮たり焼いたりすると魚から油がしみだし、約2割くらい損失することになります。調理の工夫で流れ出た油も一緒に食べるようにすることも必要です。問題は揚げた場合です。約半分くらいまで魚の油が流れ出て、揚げ油と入れ替わるといわれています。

なお、この多価不飽和脂肪酸は光に弱いので、干物のようにすると酸化が進み、EPAやDHAをとることはほとんど期待できません。できることなら、新鮮な魚を刺身や酢漬けなどで食べるのが良いのです。
                    (参考:NIKKEI Drug Infomation)
 

前
うつ病とは
カテゴリートップ
病気・養生・その他
次
過敏性腸症候群

メインメニュー
サイト内検索
Powered by Monosasi Powered by XOOPS Cube 2.2 © 2001-2010 XOOPS Cube Project