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トップ  >  病気・養生・その他  >  シジミと肝臓

日本人にとって、シジミは古くから貴重なタンパク源であり、黄疸の治療などにも用いられてきました。中国の薬学書「本草綱目」には、「シジミは、無毒、暴熱を去り、目を明らかにし、小便を利し、熱気、脚気、湿毒を下し、酒毒、目黄を解す」と書かれています。このように、シジミはきわめて薬効の高い食材として知られていました。

シジミは、なぜ肝臓に良いのでしょう。
アルコールの暴飲などで破壊された肝細胞を再生させるには、良質なタンパク質の補給が不可欠です。8種類の必須アミノ酸がバランスよくそろうことが良質なタンパク質の条件ですが、必須アミノ酸のうち一つでも含有量が不足するアミノ酸があると、たとえほかのアミノ酸量が多くても、足りないアミノ酸に制限されて利用効率が落ちてしまいます。
その点、シジミは鶏卵に匹敵するほど、必須アミノ酸を理想的なバランスで含んでいます。必要なかつ十分なアミノ酸がそろっていて、しかも低脂肪で消化・吸収がよく、肝臓への負担が少なくてすむことが肝臓に良い理由です。

このほか、シジミにはビタミンB群が豊富で、特にビタミンB12の含有量がレバー並みに多いです。ビタミンB12は赤血球中のヘモグロビンの生成にかかわり、貧血を予防する効果があります。鉄やカルシウムも多く、これらが相乗的に働いて肝機能を回復され、肝臓を丈夫にしています。

シジミでもう一つ注目しい成分が、貝類の旨み成分を形成しているアミノ酸のタウリンです。最近、タウリンが肝臓に欠かせない物質であることが様々な研究結果からわかってきました。肝臓の重要な働きの一つに胆汁の産生がありますが、タウリンは胆汁の主成分である胆汁酸の分泌を促進するほか、肝細胞の再生を促したり、細胞膜を安定化させることにより、肝臓の解毒作用を活発化します。また、胆汁酸にはコレステロールを体外に排出させる働きがあるため、タウリンの摂取によって血中コレステロール値が低下することも明らかになっています。一方、タウリンを過剰に投与しても血中コレステロール値を正常値以下に低下させる作用は見られなかったことから、タウリンは安全性が高く、過剰摂取による副作用の心配が少ないと考えられています。タウリンにはLDLコレステロールを低下させるだけでなく、HDLコレステロールを増加させる作用があることもわかっており、動脈硬化などの予防にも有益と期待されています。さらにタウリンが有する交感神経抑制作用が、食塩の摂取に由来する高血圧を改善することも明らかになっています。このため、脳卒中や心臓病の予防に対する効果も期待できます。

シジミの糖質はアサリよりも多く、即効性の高いエネルギー源になるグリコーゲンが主体なので、肝臓をはじめ各期間の疲労回復を早めます。二日酔いに効果があるといわれるのは、このように肝臓の働きを活発にする作用があるためです。

土用シジミ、寒シジミと呼ばれるように、シジミの旬は夏と冬で、「土用シジミは腹薬」と言われるのは、夏バテで弱った肝臓にシジミが効くという昔の人の知恵です。煮出した汁の独特の旨みはコハク酸に由来します。シジミが旬の時期にはコハク酸が増えるので旨みも増します。コハク酸には胆汁の分泌を促す作用があるといわれています。
シジミは煮ることで、ビタミンB群など主要な成分が汁に移行します。旨みと栄養素を無駄なく摂るには味噌汁が効果的ですから、身も一緒に食べましょう。    (参考:NIKKEI Drug Infomation
 

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