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トップ  >   >  薬の副作用としての味覚障害

味覚異常の発症メカニズムは明らかではありませんが、これまでの研究では、体内の亜鉛不足との関連性を指摘する報告が多いようです。

舌の表面や口腔粘膜には味を感じる味蕾(みらい)という器官が数千個あり、約10日間の周期で新しい細胞に生まれ変わりますが、この時に亜鉛が必要になります。しかし、何らかの原因で体内の亜鉛が不足すると、味蕾を形成する細胞の数が減少したり、機能の一部が低下することで、味覚障害が起きると考えられています。

味覚障害は、特に高齢者で起きやすいと報告されています。老化による味蕾の減少や機能低下に加え、消化管機能低下による亜鉛吸収量の減少も関与していると推測されています。また、高齢者では、唾液の分泌量が減少する傾向にあり、このことも味覚障害の発現に関係があるとされています。唾液は、食事などから味成分を溶かし出す役割を果たしているため、唾液量が減少して口腔内が乾燥すると、味を感じなくなると考えられています。このような場合には、食事中の唾液を増やすために、食事の始めに酢の物などを食べるようにすると効果的な場合があります。

一方、味覚障害の20~30%は、服用している薬剤に原因があると言われています。その機序は明らかでない部分も多いのですが、一部の薬剤では、亜鉛とキレートを形成することにより、消化管からの亜鉛吸収を低下させることが確認されています。

味覚障害の場合、亜鉛を補給することで改善する場合が多いのですが、現在では味覚障害に適応の薬剤はなく、亜鉛補給の目的で亜鉛含有製剤である胃潰瘍治療剤のポプラレジング(商品名:プロマック)が処方されています。

なお、味覚障害に対する亜鉛補給の効果が現われるのは、早くても1ヶ月後であり、通常は服用開始後3ヶ月程度観察が必要です。過剰摂取しても、亜鉛は便中等に排泄されてしまうため、副作用が起きることは少ないのですが、軽い胃もたれや下痢が起きることが報告されています。
                 (参考:NIKKEI Drug Infomation)
 

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