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フケは新陳代謝によって剥がれ落ちた頭皮の角質であり、その量が異常に多いものをフケ症と呼びます。乾性のフケは洗髪のしすぎや乾燥が原因ですが、湿性のフケは「脂漏性皮膚炎」に起因する例が多いとされ、フケ症で皮膚科を受診する患者の約6割が脂漏性皮膚炎だったという報告もあります。脂漏性皮膚炎を原因とするフケ症では、脂漏性皮膚炎に準じた治療を行います。

脂漏性皮膚炎は、ベタベタとした脂漏性落屑と紅斑を伴う炎症性皮膚疾患であり、頭部、顔面、耳介、胸部、背中などの皮脂分泌が多い部分に発症します。男性ホルモンのアンドロゲン作用による皮脂の過剰分泌、ビタミンB2およびB6の欠乏、ストレスなどどの関連も疑われていますが、近年、皮膚に常在する好脂性真菌の一種、癜風菌(Malassezia furfur)の関与が大きいことが明らかになってきています。癜風菌がどのような機序で脂漏性皮膚炎の発症に関与するのかは不明ですが、皮脂中で増殖した癜風菌が表皮角質細胞でサイトカインの産生を誘導するのではないかとも考えられています。

このような知見から現在、脂漏性皮膚炎の治療に抗真菌剤が使用されるようになっています。中でも唯一、脂漏性皮膚炎に適応を持つ外用抗真菌剤のニゾラール(一般名:ケトコナゾール)が広く使用されています。同剤は、膜ステロールの合成を阻害し、真菌細胞膜の機能不全を引き起こすことで抗真菌作用を発揮しますが、同時に炎症を誘発するロイコトリエンの産生を阻害する作用も有しており、この両面から脂漏性皮膚炎を改善します。2003年月
にローション剤が発売され、頭皮などクリーム剤の塗布が難しい部位に使用されています。

脂漏性皮膚炎に対する抗真菌剤の効果は、従来、多く使われてきたステロイド外用剤に比べて作用発現までの時間が長いのですが、使用開始から4週間ほどで両者の改善効果に有意差が無くなり、長期使用ではケトコナゾール外用剤のほうが成績が良いという報告が出ています。また、ステロイド外用剤では、外用中止後に脂漏性皮膚炎が再発しやすいのですが、ケトコナゾール外用剤では治療終了後の再発率が低く、大きな利点となっています。
      (参考:NIKKEI Drug Information

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