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「Diospyros Kaki」という学名が示すように、柿は日本を代表する果物です。奈良時代には商品として流通していたことを示す文献があり、歴史的にも柿と日本人は古くからかかわってきました。原産地は中国ですが、日本では栽培技術が確立されて品種改良が進みました。
元々は渋柿っである果実を、渋みを抜くために干し柿にしたり、甘味のある生食用にするために工夫されてきました。干し柿は貯蔵が効くので保存食にもなり、柿霜(しそう)と呼ばれる干し柿の表面の白い粉は、ほぼ純粋のブドウ糖と果糖で、砂糖が貴重だった時代には甘味料として重宝されました。「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、柿の優れた薬効は古来より認識されていました。

【二日酔いを治す】

柿の渋み成分はシブオールというタンニンで、甘柿・渋柿を問わすべての柿に含まれます。渋柿や未熟な柿のタンニンは水溶性であるため、食べると唾液に溶けて渋みを感じさせます。甘柿の果肉に見られる黒い粒々は、タンニンが固まって褐変したものです。

タンニンは植物界に広く分布していますが、特に柿のタンニンは、優れた解毒作用を持つことが明らかになっています。「酒を飲む前に柿を食べると悪酔いしない」と言われますが、これは柿に含まれるタンニンの働きが大きく関係しています。悪酔いの原因は、アルコールが肝臓で分解された際に生じる中間生成物のアセトアルデヒドです。血中アルコール濃度は飲酒後、約1時間でピークに達して減少しますが、アセトアルデヒドはそのの後に増えて頭痛や嘔吐を引き起こします。このアセトアルデヒドと反応しやすい性質を持つタンニンが、アセトアルデヒドと結合して、これを体外に排出すると推測されています。また、柿に含まれるカタラーゼという酵素も、アルコールやアセトアルデヒドの分解を助けると考えられています。そのため、柿は二日酔いの解消にも効果的です。頭痛や吐き気、だるさといった二日酔いの諸症状は、アセトアルデヒドの体内への貯留、アルコールによる脱水症状、エネルギー消耗による低血
糖状態などが引き起こすものです。そこに柿を食べると、アセトアルデヒドの排出・分解が促進されるとともに、体内に吸収されやすい果糖が、失われたエネルギーを補給します。さらに水を一緒に飲むと、柿に多量に含まれるカリウムの利尿作用によっても、二日酔いの症状改善が期待できます。

【血圧を下げる】

柿のタンニンには、毛細血管の透過性を高める働きがあり、カリウムが持つ利尿作用との相乗効果によって血圧を低下させます。また、食物繊維のペクチンがコレステロールを減少させるため、動脈硬化の予防に有効なこともわかっています。

【ビタミンC】

柿を食べると風邪をひきにくくなるとも言いますが、これは柿に豊富に含まれるビタミンCとビタミンAが、身体の抵抗力や免疫機能を高めるからといわれています。果実の甘さからは意外ですが、甘柿100g中のビタミンC含有量は70mgと柑橘類波に多く、ビタミンAは干し柿にすると生柿の約3倍の効力になるそうです。

【その他】

柿は果実だけでなく、葉にも豊富なビタミンCやタンニンを含むことから、柿の葉茶が市販されています。また、柿のへたを煮出した汁は、しゃっくり止めの妙薬としても珍重されてきました。

柿で1日に必要とするビタミンC量を満たすなら、大き目のものを一つ食べるだけで十分です。タンニンを摂り過ぎると、便秘になったり鉄の吸収を妨げるので、食べすぎには注意が必要です。
                (参考:NIKKEI Drug Infomation)
 

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