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トップ  >  発熱・感染症  >  水痘とヘルペス

水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ウィルスは熱に弱いためか、水痘患者は12月から6月頃に増加する傾向があります。最近の傾向は成人の水痘患者さんが増えてきたことです。成人水痘は小児に比べて重症化しやすいという特徴があり、注意が必要です。抗ウィルス薬は、発症から48時間以内に使用開始したときが最も効果的なので、発熱に続いて発疹が出てきたら迷わず皮膚科医の診断を仰ぎ、抗ウィルス薬の使用開始時期を失わないようにすることが大切です。

水痘はヘルペスウィルスのうちの水痘・帯状疱疹ウィルス(VZV)の初感染です。水痘の抗体保有率は5歳で60%、9歳で95%と幼小児期にほとんどの人がかかる疾患です。VZVは、水痘患者から飛沫感染するので、以前は幼稚園などで感染するケースが多かったのですが、最近では、幼小児期にVZVに感染しないまま大人になり、成人になって水痘に感染する人が増えています。

VZVは単純ヘルペスに比べて熱に弱いという特徴があります。そのため、12月~6月頃に患者さんが増加する傾向にありますが最近、暑い地域から日本に来ている成人外国人の発症が目立つようになってきています。VZVは年間の平均気温が25度以上の地域では流行しないといわれており、非流行地からやってきた成人外国人はVZVに対する抗体を保有していない可能性が高いといえます。

【注意】

水痘は、14日程度の潜伏期を経て発熱とともに全身に小水疱ができます。頭部や口腔粘膜にも水疱、アフタを認めることがあります。小水疱の多くはそのまま乾燥しますが、治りかけの時期に強いかゆみをともなうため、小児では爪などでかいて化膿することがあります。小児では7~10日で治癒しますが、成人で発症すると小児よりも重症になりやすく、ときに肺炎や脳炎などを合併することもあります。また、小児では、水痘の合併症としてReye症候群に注意が必要です。水痘は急性脳症の1種であるReye症候群の原因の20~30%を占め、水痘患者のサリチル酸製剤(アスピリン)服用が引き金になって発症する可能性があるので、サリチル酸製剤の処方は禁忌となっています。

妊婦が水痘に感染したとき、最も心配されるのは胎児への影響です。妊娠初期に発症した場合にみられる目の異常、四肢の低形成、大脳萎縮といった先天性奇形(先天性水痘症候群)は、風疹と比較するときわめてまれなものです。その頻度は妊娠12週までは0.4%、妊娠13~20週までは2.0%、妊娠20~24週以後では胎児への先天的な影響はまずないといわれています。ただし、妊娠後期に母親が水痘にかかりますと胎児も水痘に感染し免疫を獲得しますが、乳幼児期に帯状疱疹を発症する可能性があります。

【治療】

抗ウィルス薬は、水痘症状の改善や症状緩和に有効です。また基礎疾患があるなど重症化しやすい患者さんと重症水痘に対して救命的であることがわかっています。しかし、使用期間を失うと効果は期待できません。

水痘の治療では発症48時間以内に抗ウィルス薬を使うのが最も効果的だとされていますが、成人では発疹が1つ2つできたくらいでは受診せず重症になってから医療機関を受診するようなケースが多いようです。

水疱を掻き破ったりすると、細菌感染を起こし、抗生物質の内服が必要になります。また水疱が多いほど高熱が続き、年齢が高くなるほど重症になる傾向があります。水痘は軽い病気と考える方も多いようですが、アトピー性皮膚炎
のお子さんがかかると、皮膚炎のあるところに水疱が広がって、ひどくなりやすくなります。また腎炎や白血病の治療など免疫力の落ちている場合には、重症化することもあり、注意が必要です。

ウィルスに対する予防と治療で確実な効果があるのは、感染する前では水痘ワクチン、感染したあとではワクチン緊急接種か抗ウィルス薬です。それぞれ効果のある時期が違いますので、医師の指示に従ってください。

【ヘルペス】

ヘルペスは水痘や帯状疱疹、突発性発疹、口唇ヘルペスなどの病気を引き起こすウィルスの総称です。

1)帯状疱疹

水痘に一度かかったあとでも、ウィルスが身体の中に潜んでいて何年かあと、身体の抵抗力が落ちたときに再発するものです。神経の走行に沿って小さな水疱ができます。肋骨に沿って出ることが多く、背中から胸にかけて出ます。1週間ほどで治ります。大人は強い痛みを伴いますが、子供はあまり痛がりません。

2)口唇ヘルペス

原因は単純ヘルペスI型ウィルスによって起こります。感染しても症状が表面に出ないことも多いのですが、やはり身体の免疫力が落ちたときに、口の周りに小さな水疱が出ます。

乳幼児では、ヘルペス性歯肉口内炎といって、口の中に潰瘍ができ、歯肉も腫れて、とても痛がることがあります。39℃前後の高熱が続き、脱水を起こしやすいので、早めの受診が大事です。

いずれのときも、入浴は熱のある間と新しい水疱が増えている間は控えましょう。
また、かさぶたになっても、傷から細菌が入ってしまうことがありますので、引っかいて破らないように注意が必要です。   (参考:NIKKEI Drug Infomation 2000.11)
 

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