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自律神経は交感神経と副交感神経が拮抗することで人の体の様々な機能を支配していますが、ストレスが続くと交感神経が強く刺激され、必ず全身の血流循環障害を伴うので、皮膚の瑞々しさが失われてかさかさしてきます。また、交感神経が優位になると白血球中の顆粒球の増多も伴うので、化膿性の症状が起きやすくなります。若い人にニキビができた場合、青春のシンボルというように言われることがありますが、実際は精神性ストレスによる循環障害と顆粒球増加(常在菌であるプロピオン酸菌と反応して化膿巣を形成する)の病気なのです。このような機序から、瑞々しい皮膚を保つには交感神経の持続的な刺激がない生活が重要と言えます。睡眠不足などは1日の交感神経緊張状態を長くすることなので、すぐに肌荒れが起きるのです。

ストレスによる皮膚の異常は必ず内臓の変化を伴います。内臓(消化器)のほとんどの働きは副交感支配なので、ストレスによって交感神経緊張の時間が長くなると消化管の働きが低下します。具体的には、消化液の分泌が抑制され、蠕動運動も抑制されることになり、食欲不振、便秘などの症状が起きます。交感神経と副交感神経の働きは拮抗しているので、消化器の場合は交感神経緊張後に一過性の副交感神経反射が起きます。これが胃潰瘍や十二指腸潰瘍患者さんに見られる腹痛と酸分泌です。また、潰瘍性大腸などの症状に起きる腹痛と下痢などの症状です。したがって、このような症状の場合に対症療法ばかりをしていると交感神経の持続的緊張を招くことになって、患者さんは苦しみが続くことになります。真の原因(ストレスの原因になっているもの)を除くことが大事なのです。内臓の変化は顔の表情にも影響を及ぼします。なぜなら、顔の表情筋は内臓筋に由来するものだからです。したがって、内臓(消化管)に障害が起きている人は苦しい容貌となってくるのです。

骨や筋肉の細胞は、白血球と兄弟関係で進化しています。ストレスは自律神経に影響を与え、それにより白血球にも影響が出るので、その結果として骨は量的に減少し、循環障害によって変形を生じます。このようなわけで、過労や心の悩みがある人は手足の骨や背骨、腰や肩の骨が変形してきます。このような症状では多くの場合、老化による骨の変形と診断され、その症状に対して痛み止めなどが処方されます。その薬の服用で交感神経緊張がさらに強くなり、症状は反って悪化してしまうのです。逆に、ストレスを除き適度な運動によって血流を回復すると痛みがとれ、骨の変形も改善するのです。

このように体の様々な器官は交感神経と副交感神経の支配を受けていますが、唯一、子宮だけは交感神経のみの支配であることがわかっています。妊娠中は胎児が大きくなり、しだいに多くの栄養や酸素を必要とします。このため母体は交感神経優位になり脈拍を増やして血液を子宮に送り込みます。もし、子宮が腸管と同じように副交感神経支配をも受けていたら、食事をして腸管の筋肉が収縮するたびに、子宮も収縮し胎児が外に出される(流産)危険にさらされるのです。このように、自律神経の支配は巧妙なのです。他に交感神経のみの支配を受けているものには、発汗があります。ほとんどの分泌現象は副交感支配下にありますが、発汗のみが交感神経支配なのです。末端から分泌されるものは副交感神経伝達物質であるアセチルコリンであるのにも関わらず、巧妙な仕組みよって、筋肉の使用と興奮で生じた熱を外に出すために発汗が働くのです。このような仕組みは、生物の進化からみると計り知れない必然性があるようです。母乳は汗の進化したものであり、母乳分泌を支配するプロラクチンは、爬虫類では電解質調節ホルモンであったとされています。汗には多量の電解質や少量のタンパク質が含まれているのです。
                (参考:安保徹著 医療が病を作る)

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