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2017年9月5日(火曜日)

高齢者の救急

次の記事に目が留まりました。

「何かあったら救急車呼んで」から脱却

 

上記事は次の文面から始まっています。

「先週退院したばかりなのに、また来てしまった。入院のたびに治療してせん妄を起こして、この患者さんは幸せなのだろうか……」「すぐ繰り返すことが分かっているのに、治療して意味があるのだろうか……」。

 

記事の中で、私は次の箇所にハッとさせられました。

主人の両親も私の両親も亡くなりましたが、在宅だった時期、何かあれば病院での治療が最善だと考えていたことを思い出したのです。

「肺炎」と聞くと、「感染症なので治療すれば治る」と考えている患者・家族は多い。だが実際には、特に高齢者の繰り返す誤嚥性肺炎は、低栄養などの全身状態の低下がベースにあり、終末期にかなり近い状況にあることも少なくない。積極的な抗菌薬治療が生命予後を改善するとは限らず、むしろQOLを下げるという報告もある。入院生活により、認知症が進んだり、ADLが低下するリスクもある。

 

そして、まさに現状が記事にあります。

現状では、診療所のかかりつけの医師が、患者に「今後、状態が悪くなったとき、どこまで治療したいですか」などと聞いている例はまだ限られるだろう。そもそも、「休日や夜間に何かあったら救急車呼んでね」と患者に伝え、診療時間以外は連絡がつかないケースも少なくないようだ。

そして、肺炎の高齢者が救急搬送された病院では、多くの場合本人の意思は把握できない中、来たからには入院させて積極的に治療することが多い。

 

記事の文末には筆者の思いが書かれています。

かかりつけ医には、自ら肺炎に対応するとまではいかなくとも、自分が長年診ている患者の治療方針については、治療場所が変わっても最期まで責任を持って関与してほしい。そうすれば、そもそも患者の意に反する救急搬送は減らせる可能性がある。また救急搬送された場合にも、搬送先の病院で患者の意思に沿った治療が提供できるようになるのではないだろうか。

 

身近に高齢者がいらっしゃる方はもちろん、そうではないかたもこれからを思ってお読みいただければと思いました。

 


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