ドクターコール

次の記事を読みました。

「この中でお医者さんいますか?」  新幹線で“皮膚科医”が思わず取った行動とは?

 

ドクターコールがあった際、偶然その場に居合わせた医師の心境について、記事を読んで考えさせられました。

 

記事には次の文面がありました。

医師には応召義務というものがあります。医師法によると「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」。つまり、医者は呼ばれたら基本、出ていかないといけないのです。

一方で、医療行為にはいつでも医療訴訟のリスクを含んでいます。「よきサマリア人(びと)の法」は窮地の人を救うため無償で善意の行動をとった場合、誠意を持って最善を尽くしたのならたとえ失敗しても責任は問わないとしたものです。アメリカやカナダでは立法化していますが、日本にはこの法律がありません。代わりに各航空会社が以下のように私たちの医療行為の負担を軽くしてくれます。

「実施していただいた機内医療行為によって、医療行為を受けられたお客様に対する損害賠償責任が発生した場合、故意または重過失の場合を除き、ANAが責任をもって対応させていただきます」(ANAホームページから)

 

上記を読み、医師の立場になってみると、ドクターコールがあった際に名乗り出るには相当な決心と勇気が必要なのだろうと考えさせられました。

 

そして、次の文面には多いに考えさせられたのです。

皮膚科医であっても「患者さんが危険な状態なら最低限の応急処置をしなさい。ただし重大な失敗をしたら自己責任」ということになります。車内や機中、公共の場など医療機器がほとんどない状態で正確に診断し処置ができる医師がどれだけいるのでしょうか。実際にドクターコールに手を挙げない医師も多く存在します。日本での法整備は医師だけでなく、患者さんを守る意味でも必要になります。

 

筆者である医師が記しているように、

医者や航空会社任せではない法律が日本でもできることを待っています。

ということを私も願うばかりです。

 

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