舌の表面が真っ白になることがありますが、これを舌苔と言います。
また、一部に正常な色が混じったまだら模様になる場合は、地図状舌と言います。舌がヒリヒリしたり、チカチカして黒褐色の苔ができる場合がありますが、これは黒毛舌と言います。
このような舌の状態になるのは、胃が悪かったり、鉄欠乏性貧血、ビタミン不足などが原因の場合もありますが、原因不明のことも多いのです。
検査で異常がない場合に考えられるのが、口腔カンジタ症です。これは、舌の表面を覆っている糸状乳頭の根元でカンジタ菌が増殖して、糸状乳頭に刺激を与えると、その先端の部分が異常に角化して、だ液でふやけて白く見えているのです。
この状態は、口腔内に善玉菌を増やすことで解決します。乳酸菌、酪酸菌、配合剤などの細菌製剤整腸剤を舌の上で転がすようにすると良いのです。
市販の乳酸菌整腸剤には、新ビオフェルミンS錠、新ラクトーンA、パンラクミン錠などがあります。
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