レンタルなんもしない人

次のタイトルが目に入り、「レンタルなんもしない人とは」と思いながら読みました。

「レンタルなんもしない人」、依頼者が絶えない秘密はどこにあるのか

 

記事の冒頭に次が書かれていました。

『レンタルなんもしない人』というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数合わせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の人間の存在だけが必要なシーンでご利用ください。国分寺駅からの交通費と飲食代だけ(かかれば)もらいます。ごく簡単なうけこたえ以外、なんもできかねます。

 

上記を読んで、私は「レンタル料は」と疑問に思ったところ、次がありました。

基本的にサービスそのものの報酬はゼロだ。どうやって生活しているのかと尋ねると、貯金を切りくずしているという。

 

そして、「レンタルなんもしない人」についての記載を読んで少々驚きました。

ひょうひょうとした佇まいで、決しておしゃべりというタイプではない。かといって寡黙というわけでもない。レンタルなんもしない人の“簡単なうけこたえ”は的確で、無駄がなく、ないだ風のように穏やかで心地よい。素顔は35歳の既婚者。1歳になる子どももいる。

 

また、次がありました。

理系の大学院を卒業後、Z会で教材をつくる仕事を3年ほどやっていましたが、人間関係などいろいろなことが重なって退職しました。その後、転職しても飽きっぽいせいでなかなか続かなかった。交渉したり、複数のタスクを同時にこなしたりが苦手で、自分はつくづく仕事に向いてないなと思い、『なんもしない』ことを選択したんです。

 

読んでいるうちに、彼の奥さんはどのような人なのか気になってしまい、「なんもしない旦那さんの奥さんは、ものすごくできた人なのかもしれない」と勝手に推測してしまいました。

 

生活がたいへんではないかと思ったのですが、記事に次がありましたから、レンタル料を取らないための「引っ張りだこ」なのかもしれないと、これも勝手に推測しました

開始からわずか1年で、『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』(晶文社)、『〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。』(河出書房新社)と書籍化、週刊モーニング(講談社)でのマンガ化に始まり、バラエティーやラジオ番組の出演、最近ではNHKのドキュメンタリー番組『ドキュメント72時間』での密着取材など、ツイート主である「レンタルなんもしない人」は、なぜかメディアに引っ張りだこだ。

 

記事は次の文面で終わっていましたが、私も「なんもしない人の存在感」が少しわかった気がしました。

新しく革新的なサービスを生み出す先駆者はいつの時代にもいるものだが、なにもしないことで人々の心の隙間を埋めるというサービスは、誰にでもできることではないだろう。レンタルなんもしない人が示す新たなサービスのあり方は、私たちにこれからの時代のワークスタイルがいかに自由で柔軟かを教えてくれる。

 

 

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