大盛が消えたわけ

次の記事を読み、店主の心遣いを踏みにじった客たちは、大盛が消えたことをどう思うか気になりました。

球児のために作った「大盛りカツ丼」 甲子園の老舗食堂がやめた悲しい理由

 

記事に登場するのは、兵庫県西宮市の甲子園球場近くにある、超デカ盛りカツ丼で有名な老舗「大力食堂」という食道です。

 

大盛のカツ丼は、店主が次のような思いで始めたそうです。

「小遣いで食べに来る高校球児も気軽に来られて、満腹になれるように」

 

そのカツ丼とは、次のようなものだと記されています。

ご飯の量はなんと2.8合。茶碗一杯が約0.4合というから、ざっと7杯分。たっぷりの出汁で玉ねぎを煮込み、カツを入れて出汁を吸わせたら、特大卵を溶いてとじ、かける。テーブルに届いた時点で既にどんぶりからあふれているので、崩れないよう注意しながら、スプーンでお椀に移しながら食べた。この味とボリュームで700円(途中からは原材料費の値上がりで800円に)という脅威の安さ。

 

1966年の創業以来続けてきた上記大盛カツ丼でしたが、今年になって「カツ丼大やめます」という張り紙されたそうです。

 

高校球児たちのお腹を満たしてきた大盛カツ丼でしたが、数年前から異変が生じ始めたことが書かれていました。

雲行きが変わってきたのは数年前から。「大」を頼んでは、半分以上残して帰る客が相次ぐようになった。「スマホいうんかな。あれで写真を撮るだけ撮ってな。残った分はほかすしかないけど、お米もお金ももったいないやろ…。それ見とったらおっちゃん、何かもう、情けのうなってな…」と肩を落とす。

 

それで、半年前から「カツ丼大やめます」という張り紙を出し、今は「小(並)600円」のみとなっていることが書かれていました。

 

数年前から「インスタ映え」という言葉を耳にするようになり、2017年には流行語大賞にも選ばれましたが、スマホで写真を撮ってカツ丼を半分以上残した客たちは、大盛カツ丼が生まれた店主の心遣いなど考えもしなかったのでしょう。

 

店主の気持ちを思うと、私も心が苦しくなりました。

 

SNSに写真を載せる際にも、気づかいとマナーは大切なのではないかと考えさせられた記事でした。

 

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