脳の糖尿病

次の記事は偶然に目に留まったのですが、認知症に関心が高い私にとって興味深い内容でした。

アルツハイマー病が“脳の糖尿病”と言われるのはなぜなのか

 

記事に次がありました。

たとえば予備群を含めた中期までの糖尿病患者には、インスリン量は足りているのに機能が十分果たせなくなる人が多い。これを「インスリン抵抗性」と呼ぶ。これが2型糖尿病や脂肪肝などだけでなく、AD(アルツハイマー病)発症の一因となる。

 

上記を読んだ際、予備軍を含めた糖尿病患者さんはどのくらいいらっしゃるのかが気になって検索したところ、次のページを見つけました。

糖尿病の調査・統計・数字

 

上ページに平成28年の推計があり、次が記されていました。

糖尿病有病者と糖尿病予備群は、いずれも約1,000万人と推計

 

たぶん私の夫も予備軍に入るのではないかと思いますが、それにしても想定以上の数字に驚きました。

 

前出の記事には次も記されていました。

糖尿病が進みインスリンの絶対量が不足すると、記憶や学習などに関係する神経伝達物質アセチルコリンが減少し、AD(アルツハイマー病)が進行する。この物質はブドウ糖を材料に脳内でつくられるため、脳内のインスリン情報伝達に支障が出れば、糖代謝異常が起こり、つくられにくくなる。

 

そして次の箇所が私には最も興味深かったです。

ADは糖尿病とは無縁の人でも発症する。なぜか。

「“脳だけ糖尿病”の人がいるからです。インスリンには記憶力を高める作用があり、鼻から吸入させると、正常な人の記憶が15分後には良くなります。一方、インスリンは膵臓だけでなく脳内の海馬でもつくられています。海馬のインスリン抵抗性が高まると、脳内のAβの分解・排除がうまくできなくなりADリスクが高まる。ADは“脳の糖尿病”が原因である可能性が高いのです。」

 

海馬のインスリン抵抗性についての研究が進めば、アルツハイマー病の予防や治療が可能になるかもしれませんね。

更なる研究に期待したいと思います。

 

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