高齢者に高リスクの薬

次の情報はいくつかのメディアで取り上げられましたので、内容についてご存じの方もいらっしゃると思います。

高齢者にリスク高い薬、80代処方ピーク 睡眠・抗不安

 

多くの高齢者に抗不安薬が処方されていることに、私はだいぶ前から懸念を感じていました。

 

抗不安薬や睡眠薬を処方されている高齢の方に、気になって尋ねたことが多々あるのですが、医師から「弱い薬だから」と言われたり、依存症に対する説明が全くなかったりの方が多くいらっしゃいました。

 

上記事に次が書かれていました。

睡眠薬や抗不安薬は、中枢神経の興奮を抑えるなどの作用があり、眠気をもたらしたり不安感を少なくしたりする。ただ、高齢者がデパスやハルシオンなどの「ベンゾジアゼピン(ベンゾ)系」といったタイプを使うと、転倒や認知機能障害が起こりやすくなるという研究が数多くある。やめられなくなる依存も起こしやすく、死亡リスクが上がるという報告もある。

 

服用によって転倒しやすくなったり認知機能障害が起こりやすくなるのは、薬の作用機序を理解すれば必然的なことだと理解できますが、高齢の患者さんが不安になるかもしれないと察してでしょうか、処方時にリスクの説明がされないケースがあることを私は感じていました。

 

ご本人が服用薬を理解していらっしゃる方はもちろんですが、ご家族に高齢者がいらっしゃる方は服用薬について確認していただきたいと思います。

ただ、抗不安薬や睡眠薬などは自己判断で薬を止めたり減薬したりすると大きな副作用の発現につながる場合もありますから、絶対になさらないでください。治療に必要なために処方されたのだと思いますから、必ず医師に相談なさってください。

 

薬の効き目や副作用等は個人差がある場合もありますから、処方された薬剤のことは医師または調剤した薬剤師にお尋ねいただければと思います。

 

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