高齢者の健康診断

次の記事を読み、大いに考えさせられました。

地獄か…健康診断「まさかの異常発見」で絶望した人たち

 

記事は健康診断を受けたことで発生した不幸な事例を紹介していますが、健康診断は受けないほうが良いということではなく、「高齢者の場合は記事にあるような不幸なケースもある」と私は受け止めながら読みました。

 

記事に記されている最初の事例は72歳の男性が受けた前立腺がん検査のことが書かれていましたが、近年は前立腺がんが増加しているため、健康診断のオプションでPSA検査を追加する方も多いのではないかと思います。

 

私の父も80歳くらいの時に前立腺がんが見つかり、服薬での治療を受けていた記憶があります。

そのため、高齢者の場合は手術せずに温存する場合が多いと理解していましたが、記事に登場した方は前立腺の全摘手術を受けた結果、後遺症に苦しむことになってしまったことが記されていました。

 

記事には、東海大学名誉教授の田島知郎氏の言葉として次がありました。

多くの人が検査で病気を早く見つければ安心だと考えていますが、それは間違いです。
小さな病気も見逃さないようになればなるほど、かえって、『本来なら、治療せずに放っておいても問題のなかった病気』が見つかる可能性が高まります。すると、不要な治療を受けるリスクも上昇するのです。

 

記事の末尾に同和園附属診療所の中村仁一医師の言葉として次がありました。

そもそも、私は高齢になってから検査で病気を見つけようとすること自体、必要がないと考えています。余計な病気を見つけるくらいならば、健康診断や人間ドックすらも必要ありません。
患者さんは検診を受けて病巣を取り除けば不調が改善され、元気になると思っています。ですが、それは医療への過信です。結局のところ、高齢で病を抱えてしまえば完全には治りません。

 

私は健康診断を受けないほうが良いとは思っていませんし、定期的な検診は受けるべだという考えですが、検査で異常が出た際の治療で手術を勧められたとしたら、必ずセカンドオピニオンを受けるつもりです。

 

また、記事に次のようにありましたが、内視鏡検査や針生検はリスクもあることを理解した上で受けるかどうかを決めるつもりです。

検査に危険は伴わないと考えている人が多いですが、『切る・刺す』検査は、身体に傷をつける以上、手術と同じリスクがあると考えるべきです。

 

上記事は、高齢の方々とそのご家族にはご一読をお勧めしたいと思います。

 

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