「安楽死」と「緩和ケア」

多くのメディアで報じていましたので、「筋委縮性側索硬化症(ALS)を患う女性の依頼により、医師2名が薬物投与を行い、同日(2019年11月30日)にその女性は死亡した」というニュースをご存じの方もいらっしゃると思います。

 

私は上記を取り上げた記事をいくつか読みましたが、その中で次の記事が深く心に残りました。

ALS女性が医師2名により「安楽死」した問題の異例さ 「今必要なこと」を考える

 

記事の筆者のプロフィールには「緩和医療専門医」と書かれていて、緩和ケアに携わる医師だからこその見解が述べられていました。

 

その緩和ケアについて、私は次のことは今回初めて知りました。今までは病気を問わずに診療報酬が発生するものと思っていたのです。

現在、国の医療費の問題もあると考えられますが、病院の緩和ケアチームが関わって診療報酬が発生するのは、がんとAIDS、末期心不全のみです。

 

また、筆者は自身の経験として次を記しています。

筆者の20年あまりの臨床経験の中でも、とりわけ強く安楽死を所望された患者さんが少数おられますが、それらの患者さんががんではなく神経難病であったことも強い印象として残っています。

 

筆者は末尾に次を記していますが、私も筆者の見解には大いに納得させられた思いがしました。

安楽死や死ぬ権利が度々話題になる一方で議論が深まらず、それはそれとしてより進展を期待する一方で、生活の質をできるだけ上げることや、そのサポートの名称―緩和ケア―も知られてほしいと願います。

そして、しばしば生活の質の障害から苦痛・苦悩が強い状況に陥るALSなど神経難病に関しても、緩和ケアの医療保険上の適用が為されてほしいと願うものです。

 

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