イソジン騒動の余波

先週のイソジン騒動の余波は未だに残っていて、医療用のイソジンガーグル液等は流通に支障が出ているようです。

 

昨日読んだ薬剤師向けのサイトの記事には大いに納得させられました。

 

記事には、知事の会見を止める人はいなかったのかということと、知事発言の社会的な重さが指摘されていましたが、私も未だにその思いを強く感じています。

 

記事には薬剤師としての立場から次が述べられていて、

当該研究を見てみますと、イソジンによって唾液からウイルスが減ることを示唆するのみで、感染拡大を抑制するエビデンスはありません。もっと言えば、イソジンの使用によってPCR検査における偽陰性が増え、むしろデメリットのほうが大きいとも言えます。

 

そして、次がありました。

ポビドンヨードに殺菌、抗ウイルス活性があり、イソジンガーグルでうがいをすればウイルスが減るのは当たり前なこと、また日常的なうがいには水道水で十分だということは、私たち薬剤師にとっては当たり前のことでも、実は多くの人は知りません。

 

実は、知事会見の当日、当店に「イソジンありますか」と来店された方々に私は上記とほぼ同様の内容を説明したのです。

しかしながら、ほぼ全員の方が「知事がコロナに効くと言った」という返答で、私の説明に耳を貸そうとはしませんでした。

 

大阪府知事は騒動となった会見の翌日に「うがい薬は新型コロナウィルスへの予防薬でも治療薬でもない」と説明し直しましたが、前日の自身の言葉の社会への影響についての謝罪は未だになく、私はそれが残念でなりません。

 

今後、不確実な情報が出回らないことを願うばかりです。

 

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