二つのうつ病

次の記事を読み、うつ病にも時代が反映がされていることを知りました。

中高年と若者では、こんなに違う「うつ病」……若者に自責の念は少なく、問題は周囲に | ヨミドクター(読売新聞)
 うつ病が増加しています。厚生労働省の患者調査によると、この20年間に約3倍に増えています。うつ病は以前、「中年の病」と言われてきましたが、近年は若者に増えています。  増加の背景として、工業からサービス産業へという社会の変化、技術革新の持続、世界的な経済競争などがあると思います。また、若者と中高年者のコミュニケーショ...

記事には、「中年の病」と言われてきたうつ病が近年では若者に増えていることが書かれていました。

増加の背景として、工業からサービス産業へという社会の変化、技術革新の持続、世界的な経済競争などがあると思います。また、若者と中高年者のコミュニケーションやライフスタイル・ギャップも関与しています。

事例として記事に登場する若者は、会社の先輩の指導が厳しく、産業医の筆者に「今まで叱られたことがないんです。」と言ったそうです。

気分の落ち込みが続いていて苦痛やイライラを強く感じていることから、筆者はその若者を「現代型うつ病」と診断したことが書かれていました。

記事には、もう一人46歳の男性の事例が書かれていて、筆者は従来型のうつ病と診断しています。

記事では従来型と現代型のうつ病の違いを表でわかりやすく説明していて、それによると、現代型若者に多く一見普通に見える、自分でうつ病だと気づける、そして会社の文化やしきたりが起因となっている従来型のほうは元気がなく自分でうつ病と気づき難い、自責の念があるなどの特徴が挙げられていました。

記事は次の文面で終わっていましたが、叱られずに大人になった人たちが増えることで、今後は現代型のうつ病の比率が高くなるのだろうかと思わされた記事でした。

自己の価値観を大事にするライフスタイルを持つ若者は、会社中心の中高年が気づいていない職場の問題点を提起していると、私も思います。従来型の「皆に申し訳ない」という自責の念は、会社優先のライフスタイルを反映しています。

タイトルとURLをコピーしました