「看多機」とは

次の記事から、私は「看多機」という言葉を初めて知りました。

自宅療養を希望する要介護者向けサービス「看多機」 創設10年…高齢化の進展でニーズ高まる | ヨミドクター(読売新聞)
介護保険制度のサービスとして、2012年度に創設された「看護小規模多機能型居宅介護(看多機)」。自宅療養を希望する中重度の要介護者が主な対象で、訪問看護や、デイサービスなどを組み合わせて提供する。今年で制度創設10年になるが、高齢化の進展で...

記事には看護小規模多機能型居宅介護を略して「看多機」と呼ばれること、そして次の説明が書かれていました。

退院直後など心身の状態が不安定な時に、自宅療養を希望する要介護者に「訪問看護」「訪問介護」「通い」「泊まり」のサービスを一つの事業所で提供できる仕組み。医師の指示を受けた看護師が必要な医療処置をして、医療面でも家族を支援できる。

「看多機」の利用については自宅療養を希望する中重度の要介護者が主な対象と書かれていましたから、要介護4以上に当たる被介護者が主な対象となるのではないかと察しました。

記事には要介護5と要介護4の事例が載っていましたが、私も姑を要介護4まで自宅介護した経験があり、私が心身共に限界だと察した主人が姑の施設入所を決めたという経緯があるため、自宅介護を続けている親族には頭が下がる思いがします。

介護経験者としても「看多機」のような施設が増えることを望みたいですが、課題も多いことが記事には書かれていました。

多機能のため広めの施設面積が必要だが、土地代が高い首都圏では開設費用がハードルになる。看多機などの介護保険サービスで働く看護師は、足りていないという課題もある。

高齢化がますます進み、被介護者が増えることを想定すれば、「看多機」のような施設が順調に増設できるよう、自治体だけではなく政府にも対応を望むばかりです。

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