ネットの情報

調べたいことがある時などに、まずネット検索と考える方は多いのではないでしょうか。

その際、表示された情報が正しいかどうかはどのように判断なさるでしょうか。

次の記事はネット上の子供の医療情報について小児科医が書いているのですが、その他のネット上の情報についても当てはまるように思いました。

「いいね」の多さが正しさとは限らない 感情で子どもの医療情報を判断する怖さとは? #日本のモヤモヤ(坂本昌彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース
「正確な情報を伝えたいけれど、なかなか患者さんや家族にうまく届けられない。どうして自分の情報よりも不確かな情報に吸い寄せられてしまうのだろう」そんなモヤモヤを感じている医療者は少なくないかもしれません

筆者である小児科医は、次のように述べています。

SNSで「いいね」がたくさんついていたり、たくさんシェアされ拡散されていたりする情報は魅力的に見え、正しい情報に違いないと思いがちです。人は「特定の状況である行動を行う人が多いほど、それを正しい行動と判断する」傾向があるとされています(これを社会的証明と言います)(3)。しかし実際に拡散されやすい情報は「目新しい情報」「単純明快な情報」「感情を揺さぶる情報」「陰謀めいている情報」です。すなわちこれらの情報は必ずしも正しいから拡散されているわけではないのです。やっかいですね。

正しい情報を見分ける方法として、筆者は次の三つを挙げています。

NGワードを知る
発信者は誰かを意識する
何を根拠に言っているのか知る

①のNGワードとしては、「100%」「絶対」「最新の方法」「最先端のやり方」等に注意が必要だと書かれています。

②に関して、医療情報としてはやはり公的機関が望ましいこと、厚生労働省や国立感染症研究所の情報は、公開前に複数の医療関係者で吟味されるため信頼度は高いと書かれていました。

③については、論文やガイドラインといったエビデンスに基づいた情報なのか、もしくは個人の感想に過ぎないのか、その情報に出典が記載されているか確認する癖をつけることも大切な習慣だと書かれていました。

ネットには間違っている情報も多く存在します。

それらの見極めは簡単ではありませんが、書かれている情報を鵜呑みにせずに確認することが習慣となるよう、私も心がけたいと思いました。

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