次の記事を読みました。
冒頭に次が書かれていました。
精神的なつらさを紛らわせ、多幸感を得るために市販薬を大量摂取するオーバードーズ(OD)を行う若者が急増していることをご存じだろうか。
以前、次の投稿をしましたが、問題は更に深刻になっているのを感じています。
当店ではトイレットペーパーや洗剤などの日用品を扱っていないため、それらはドラッグストア等で購入したりするのですが、それらの店舗を訪れた際に医薬品購入者への対応が気になることが多々あります。
私が利用しているドラッグストアでは、風邪薬等の情報提供がされずに会計が終わる場面を何度も目にしました。
「多くの風邪薬が含まれる指定第2類医薬品や第2類医薬品への情報提供は努力義務だから情報提供しなくても」、と言われればそれまでなのですが
それに情報提供したとしてもオーバードーズが減るとは思えないのですが、ほんの少しでも気に留めてもらえたらと私は思うため、鎮痛剤や風邪薬を販売する際には利用者と思える方に応じた情報を提供することにしています。
今日ご紹介した記事には、アセトアミノフェンやカフェインに対して次の文面がありました。
一般用医薬品の過剰服用による危険性について薬剤師や登録販売者の知識の欠如が考えられる。カフェインやアセトアミノフェンの危険性については認識していない場合が多いのではないか
そして、記事にはアセトアミノフェンを含み1箱で致死量に達する製品が紹介されています。
それらには、多くの方がご存じだと思えるパブロンゴールドA(44包、130錠、210錠)も含まれていました。
記事に登場する日本医師会常任理事の宮川政昭氏が述べた次の言葉で記事は終わっていましたが、販売制度の検討の必要性を感じると共に、薬業界も真剣に取り組むべきだ問題だと強く思いました。
依存性のある薬品の販売については、米国のように一定程度の規制を設け、乱用の恐れのある医薬品については少包化や販売規制の検討をすべき