次の記事を読みました。
記事には「安静にしていても改善しない息苦しさ、呼吸困難の症状と原因についてのお話です」として、次が書かれていました。
呼吸が苦しくなる原因にはどのようなものが挙げられるでしょうか。肺炎やぜんそく、慢性 閉塞 性肺疾患(COPD)、心不全などの心疾患などが代表的です。餅などの食べ物による窒息や誤飲のほか、貧血や精神的な要因でも自覚することがあります。
肺炎と心不全については、次が書かれていました。
皆さんの中には、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)による肺炎を経験した方がいるかもしれません。一般的に、肺炎は突然、発症するものではなく、数日前から体がだるく、鼻水や喉の痛みはないが、せきが出る。その後、発熱し、歩くと息苦しい。こんな経過をたどる場合、どうも肺炎らしいといえるでしょう。
一方、排便後に急に苦しくなった、寝る前までは特に問題なかったが就寝後しばらくして苦しくなった――場合は、心不全の可能性を考えます。
そして、次が続いていました。
肺炎などの肺疾患、貧血による呼吸困難では、動くと息苦しくなりますが、安静にしていれば症状が改善するのが一般的です。これに対し、心不全は安静にしていれば症状は軽減するものの、横になると症状は悪化します。下肢にたまった体液が、横になることで心臓に戻りやすくなり、うっ血するためです。
夜中も座って過ごすようになり、そして息苦しさに耐えられずに受診――といった流れです。息苦しさに加え、下肢のむくみや前屈時呼吸困難の症状がある場合は、早期に病院を受診した方がよいでしょう。
その他として、冬の時期に注意が必要な呼吸困難の原因として一酸化炭素中毒のことも書かれていました。
今は全く兆候がない方々にも、他人事と思わずにご留意いただければと思います。