夏でも長袖の子

次の記事を読み、考えさせられるところがありました。

長袖、夏も脱がない子 心身の「ヘルプサイン」かも:朝日新聞デジタル
夏なのに、長袖の服を脱ぎたがらない子どもがいる。「毛深い」と気にしたり、肌が覆われていないと不安を感じたりと、理由はさまざまだ。夏は熱中症の危険もあり、教員たちは半袖にするよう働きかけるが、容易では…

記事には次のように書かれていました。

「真夏日でも長袖を脱がない児童が数年前から目立ち始めた」。今年初め、日教組の教研集会で、兵庫県の私立小学校の教員がこう発表した。パーカやハイネックのフリース、冬用のジャンパー姿などだ。児童数約400人の学校で昨年度は3人いたという。

そして、次が続いていました。

教職員にアンケートしたところ「体形や毛深さを気にしている」「肌が覆われていないと気持ち悪い」「『寒いから』と言いつつ『のどが渇いた』と汗だく」「家で不安定になるときに長袖を着ているようだ」との情報が寄せられた。

記事に登場する日本体育大子どものからだ研究所長の野井真吾教授(教育生理学)は、次のような見解を述べていることが書かれていました。

「2020年以降、休校が続き、外遊びができず、生活習慣の乱れも重なって、体温調節の機能が育成できていない可能性がある」。もう一つは「仲間と遊ぶ時間がなく、人間関係が結べず、自尊感情や自己効力感がなかなか育っていない」。からだと心が影響を受けているというのだ。野井教授は「いきなり脱げといっても難しい。『脱いでみては』と提案し、見守り続けることが重要だ」と話す。

私が子どもの頃と今は生活環境が大きく異なって、子供たちの関係性も変化していることは常々感じていたので、長袖を脱げない子には、一因としてマスクを外せない心理と似た心理があるのかもしれないと思いました。

他の因子としては体温調節の機能が整っていない可能性など、脱げないのは心と身体のSOSなのでしょう。

子供たちのSOSに対して、学校の先生方だけではなく、周囲の大人たち皆が見守り続けることが大切だと感じました。

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