猛暑が続き、メディアでも熱中症への注意を呼び掛けています。
その熱中症と脳梗塞ではめまいやふらつきなどの初期症状が似ているめ、熱中症だと思いこんで脳梗塞の治療が遅れてしまうケースがあることをTVの健康番組で報じていました。
私は偶然にその番組を視聴したのですが、時期的に大切だと思いましたので紹介させていただきます。
番組によると、夏には脱水気味になる事で細い血管の血液の流れが悪くなり「ラクナ梗塞」「アテローム血栓性脳梗塞」になりやすいそうです。
熱中症と脳梗塞を見分けるポイントとして、次が紹介されていました。
脳梗塞は、手・脚・顔などの片側にしびれや麻痺が出る特徴があるそうです。そのため、めまい・ふらつきなど熱中症に似た症状に加え、腕や脚など片側にしびれや麻痺がある場合は脳梗塞を疑いましょう。
そして、脳梗塞チェックとして「FAST」が紹介されていました。
(1)F(FACE)=顔
鏡を見て「イー」と言います。この時口角が左右対称に上がっていない場合は要注意だそうです。(2)A(ARM)=腕
目を閉じて手のひらを上にし、両腕を上げて10秒数えます。片方の手が下がったり、内側に傾いたりする場合は要注意だそうです。(3)S(SPEECH)=ろれつ
「パタカ」と3回連続で言えるか確認してください。(4)T (TIME) =時間
脳梗塞の治療で最も大切なのは、発症から治療までの時間だそうです。
脱水が引き金になる「ラクナ梗塞」は初期症状が軽い場合もあるそうですが、発症した箇所によっては処置が遅れると半身麻痺などの後遺症が残る事もあるため、早い処置が必要とされていることが番組で報じられていました。
また、番組では電話番号#7119も紹介されていました。
脳梗塞経験者のお話では、ご家族が#7119に電話をかけてくれた事で、正常性バイアスが取り除かれ、早期に治療を受ける事ができたそうです。#7119(救急安心センター事業)は、救急車を呼ぶべきかどうかなど悩んだ時に専門家からアドバイスを受けられる電話相談窓口(※実施エリアは総務省消防庁のHPで確認できます)。お住まいの地域をご確認の上、ご相談ください。
番組では脳梗塞の治療法にも触れていますので、お見逃しの方には上記事のご一読をお勧めしたいと思います。