浮いて救助を待つ

毎日のように水難事故が報道されています。

その中でも、溺れた子供を救助に向かった親御さんが亡くなるというケースが続いているように感じていたところ、次の記事が目に留まりました。

溺れた子の救助に向かった親が命を落とすケース相次ぐ…なぜ? 専門家警鐘「助ける」という考えは捨てて「親子で一緒に浮いて救助を待て」 | BSSニュース | BSS山陰放送
夏休みに入り、毎日のように水の事故が発生するなか、溺れた人を助けに行った人が命を落としてしまうケースが相次いでいます。専門家は、溺れている人を見つけた際、「助ける」という考えを捨て、「一緒に浮いて救…

記事に次の文面がありました。

専門家は、溺れている人を見つけた際、「助ける」という考えを捨て、「一緒に浮いて救助を待つ」ことが重要だと指摘します。

記事に登場する水難学会斎藤秀俊理事は、次のように指摘しています。

どうしても我が子のそばに行きたくて行った、そのときに、親子で一緒に浮いて救助を待っていて欲しいと思います。ここで「救助しよう」と思うと、危険が倍増、三倍増になってきます。

また、次のように述べています。

子どもの体を支えるというのは救助になってしまうんですね。救助は、相当訓練された方でないとなかなか難しくて、子どもと一緒になって沈んでしまいますから、子どもに特に接触することもなく、一緒に浮いて救助を待つということになります」 大切なのは、子ども一人で浮いておけるようにしておくことです。 また、溺れた人のもとに向かう人は、自分の浮力も確保しないといけないため、ライフジャケットなどを活用すること。自分たちで解決しようと思わず、119番通報するなど、早く救助を呼ぶことも重要だといいます。

斎藤理事は、最後に次をアドバイスしていました。

万が一に備えて、水のレジャーでは親子みんなでライフジャケットを着用する、水深の深いところまで無理していかないなど、十分に安全に配慮しながら楽しんでほしいと注意を呼び掛けています。

これから海や山(川)にお出かけ予定の方もいらっしゃると思いますので、上記をお心に留め置きいただければと思います。

次の投稿等も参考になさってください。

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