検査数値のCRPという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
高須クリニック院長の次の記事にも、CRPの数値が書かれていました。
上記事には高須院長のCRPが21.47だったことが書かれていましたが、21.47というのは相当高い数値です。
高須院長は意思の強い方のようですから、回復されることを信じて祈らせていただこうと思います。
CRPについては、次のページにわかりやすい説明がありました。
CRPについて、次のように書かれています。
以前は、肺炎球菌による肺炎の際に出るタンパク質と考えられていましたが、検知感度が上がった今は、正常時でも血液中にごくわずかに存在することがわかっており、組織が破壊されたり炎症を起こしたりすると、12時間以内に急激に増加し、病気が快復すると急速に正常値に戻ることが知られています。このように短時間で反応するタンパク質を「急性相反応物質」と呼びます。
さまざまな疾患で血中量の上昇が認められるため疾患を特定することはできませんが、数値が高くなればなるほど炎症が強いか、細胞が破壊されていることを示しているため、重症度や経過を知るためには欠かせません。特に新生児では白血球数が炎症の指標として不向きなことから、CRP値は非常に有用な指標となります。また、CRP値が極端に低い濃度の場合、冠動脈疾患のリスクが上がることもわかってきています。
また、基準値が0.30mg/dL未満であり、高い場合の数値については次が書かれていました。
0.4~0.9mg/dLは軽度で、アトピー性皮膚炎や軽い風邪などでも出る値です。1.0~2.0mg/dLは高熱、ウイルス感染症、ひどい火傷などで出る値です。2.0~15.0 mg/dLは中程度で、透析や糖尿病、細菌感染、重度の外傷などが考えられます。15.0~20.0 mg/dLは重度で、関節リウマチ、肺炎、悪性リンパ腫などが考えられます。敗血症などの重症感染症の場合も極めて高い値になることが多く、注意が必要です。
上記より、高須院長の21.47は強い炎症反応が生じている可能性が考えられますし、肺炎の疑いがある際にもCRPの数値は一つの判断材料になります。
私が一昨年大腸内視鏡検査によって裂孔が生じ急遽入院となった際にも、CRPの数値が高く、上がるか下がるかが気が気ではなかったことを記憶しています。
気が気ではなかった理由は、CRPが上がったら手術、そして人工肛門装着と医師から言われていたためです。
不幸中の幸いで裂孔は癒着により閉じたようで、私は手術はせずに退院することができました。
皆様にも、CRPとは炎症反応の一つの目安となることをご記憶いただければと思います。