医療機関で処方された解熱鎮痛薬等が余った経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そのような際の薬の処分について、わかりやすく書かれた記事がありました。
余った処方薬 使用期限と処分の方法は?…下水に流すのはダメ | ヨミドクター(読売新聞)
Q 熱で処方してもらった薬を友達にあげちゃう。 ヨミドック 待ってください。他人にむやみに処方薬を渡してしまうと法律に違反し、罰則が科される恐れがあります。思わぬ副作用が強く出る可能性もあります。 Q また熱が出たら使おう。 ...
次に熱が出た際に飲むのはおやめください。記事にはその理由が書かれています。
発熱の原因はウイルスや細菌など様々で、同じ薬がまた効くとは限りません。ウイルスが原因の場合、細菌を攻撃する抗菌薬を服用しても効果はありません。逆に体内の細菌に抗菌薬に対する耐性ができて、細菌が原因の病気になった時に、治りにくくなる恐れもあります。
薬を捨てる際については、次が書かれていました。
薬を下水に流すと環境に悪影響を与える心配があります。ゴミとして各自治体の分別方法に従って処分しましょう。自治体から具体的な処分方法が示されていなければ、錠剤やカプセルは、包装や容器から出して袋に包んで可燃ゴミへ。目薬やドリンク剤などの液剤は新聞紙などに含ませて可燃ゴミに捨てましょう。スプレーや噴霧剤は、ガス抜きをして不燃ゴミに捨てるとよいでしょう。市販薬も同様です。
記事には次がアドバイスされていましたが、皆様には処方された薬剤は飲み忘れがないよう、解熱剤などが余った際には上記を参考にしていただければと思います。
薬が大きくて飲み込みにくい場合は、薬の種類によって口の中で溶けるタイプや小さいものに変えることができます。仕事の都合などで決められた時間帯に服用するのが難しければ、服薬回数を減らすことを考えましょう。いずれも医師や薬剤師に相談してください。