次の記事を読みました。
私には今年8歳と5歳になった孫がいるので、記事は他人事とは思えずに読みました。
記事には次のように書かれていました。
近年、交通事故による15歳未満の死傷者数は全体としては減少傾向にあり、昨年までの10年間で見ると、2013年の約4万9000人から2023年は約2万1000人と半数以下に減っています。ただ、最近の減少率は緩やかで、このまま頭打ちになるのではないかと懸念されています。
子供の交通事故は減少傾向にあるものの、私は次の文面に背筋が寒くなる思いを感じました。
それでは、横断歩道を安全に渡れるようになる年齢はいくつなのでしょうか。
もちろん個人の発達段階によって大きく異なりますが、一般的にその境目は10歳と考えられています。10歳では交通に関する知識や認知能力が育っており、道路の横断に関する経験が豊富になることから、おおむね安全に渡れると考えられています。逆に10歳未満の横断中には保護者の監督が望ましいということになります。
「魔の7歳」と言われる所以について、記事には次のように書かれています。
一般的に子どもは4~6歳を過ぎると安全に関する意識や意思決定の能力が向上し、危険の理解が育ってくるとされています。ただ、まだその理解は不安定で、保護者の見守りやサポートが欠かせない時期です。一方で、6歳以上になると子どもはより自立するようになり、危険なこともできるようになります。この時期のこどもは自分がおとなになったことを証明したくなる年頃ですが、まだ音や距離、車の速度を判断するのが得意ではないとされています。一方で、この年齢で小学校に入学するため、これまで保護者が付き添っていた移動を、子どもたちだけで行うようになります。その結果、交通事故が増えると考えられます。
小児科医である記事の筆者は、最後に次のように述べていました。
横断歩道における交通事故のリスクは小学校低学年に多いのですが、登下校における地域の見守り活動や、家族や学校での教育を通じてリスクを下げられる可能性があります。高齢社会で見守り活動の維持も課題となる中、子どもの安全を守る取り組みを社会全体で共有する必要があると考えています。
記事にも大人が交通ルールを守ることで子供も学習すると書かれていますし、間接的に子供を教育できるような社会であるために、大人が交通ルールを守ることが大切だと改めて思いました。
次の投稿も併せてお読みいただければと思います。