リンゴ病(伝染性紅斑)

多くのメディアでも報じていますので、首都圏を中心にリンゴ病の感染が拡大していることをご存じの方もいらっしゃると思います。

リンゴ病感染、首都圏中心に拡大 妊婦に流産リスク、学会が警戒:東京新聞デジタル
両頬などに赤い発疹が出る伝染性紅斑(リンゴ病)の感染が首都圏を中心に拡大していることが10日、国立感染症研究所のまとめで分かった。子ど...

上記事に書かれているように、リンゴ病はパルボウイルスB19が引き起こす感染症で、多くは子供が感染し、両頬などに赤い発疹が出ます。怖いのは、妊婦が初めて感染すると流産を起こす可能性があることです。

リンゴ病は「パルボウイルスB19」が引き起こす感染症。風邪のような症状の後、両頬などに赤い発疹が出る。通常1週間程度で回復するが、妊婦が初めて感染した場合、6%が流産や死産となり、4%が胎児貧血や胎児水腫を起こすとされる。妊婦の抗体保有率は20~50%。

そのリンゴ病に、5歳の孫が感染しました。

3日前のことでした。幼稚園から帰ってきた際、母親である娘が「頬が少し赤いけど、どこかにぶつけたのかしら」と言うので見たところ、左側の頬がほんのり赤く、よく見るとかぶれのような症状になっていました。

その時は右側の頬は赤くはなかったのですが、ほんの少しプツプツした湿疹のような症状が出ていました。

それで私はリンゴ病だと直感したため、娘に孫をクリニックに連れて行くように言いました。

クリニック受診の結果は、やはりリンゴ病でした。

娘も私もリンゴ病なら翌日の幼稚園はお休みすることになるのだろうと思っていたのですが、娘によると、医師から「湿疹が出たころには感染力はほとんどないから、元気なら登園は問題ないですよ」と言われたとのことでした。

8歳の孫はリンゴ病になったことがなかったため、湿疹が出たころにはほとんど感染しないことは初めて知ったのですが、感染した孫は湿疹が出るまで無症状で元気に幼稚園に行っていたため、これが感染が拡大する要因の一つかもしれないと思いました。

感染の潜伏期間は10~20日とのことですが、私の孫のように何も症状がなく突然赤い発疹が出た場合は、感染力がある期間の予防ができずに感染を広げる可能性があることになります。

子供の場合は症状が軽い場合はほとんどとのことですが、大人が感染すると関節の痛みや浮腫みなどの症状が出る可能性もあるそうなので、皆様もお気をつけください。

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