昨日、娘婿の聴神経腫瘍のことを書きましたが、手術後、担当医からの説明では「腫瘍は摘出できた。聴力(術前85%)も温存できた。顔面神経麻痺は出ても軽度で数日内に消失する」とのことでした。
それが、術側の聴力は無く顔面神経麻痺が日に日にひどくなり、挙句の果てに「麻痺が残る可能性がある」とまで言われたのです。
昨日の投稿にも書きましたが、麻痺出現から1週間が過ぎてからの服薬開始には私は大きな疑問を抱きました。
麻痺はラムゼイハント症候群と診断されたようですから、迅速な服薬開始が大切なためです。
ラムゼイハント症候群については、昨日の投稿でも下のページをリンクさせていただいています。
上ページに次が書かれていました。
顔面神経自体の変性は発症後も進行を続け、7~10日で完成する。この時点で麻痺の予後が決まる。つまり発症後速やかに、かつ十分な治療を行い、神経変性を如何に軽減するかが治療の最も重要な点である。Hunt症候群は顔面神経麻痺から始まる例、耳痛や耳介発赤、水疱形成が先行する例、難聴やめまいが先行する例など、その発症形式は様々であり、患者は症状に応じて脳外科、耳鼻科、皮膚科、内科などを受診する。
娘婿の場合は脳外科に入院中にもかかわらず、服薬開始(治療開始)は麻痺の症状が出てから1週間経過後でした。
そのため、麻痺が残る可能性が高いだろうと私は察しています。
娘婿は医師から直接に「麻痺が残る可能性がある」と言われたそうで、ひどくショックを受けたようだと娘が話していました。
昨日、「高気圧酸素治療を受けるので退院が延期になる」と婿から娘へのLINEがありました。高気圧酸素治療では下の画像とは違い、こちらのような装置が使用されるのかもしれません。
当初の退院は6月28日の予定でしたので治療結果によって何日延期になるかはわかりませんが、家族としては少しでも良い方向へ進むことを祈るばかりです。