豊かな国の貧しい政治

多くのメディアで報じられましたので、4月5日に羽田空港に到着した政府専用機に乗っていた避難民20名の中にウクライナ在留の邦人がいなかったことをご存じの方もいらっしゃると思います。

私も4月4日のTVニュースでウクライナ在留で政府専用機搭乗希望の邦人へのインタビューを見ていたため政府の対応に疑問が生じていたのですが、次の記事を読み、疑問が更に膨らんでしまいました。

ウクライナ在留の邦人たちを切り捨てた、日本政府の「ひどすぎる怠慢」(安積 明子) @moneygendai
4月5日、林芳正外務大臣がウクライナからの避難民20人とともに、政府専用機で羽田空港に降り立った。しかし現地では、まだ日本人が暮らしているという。席には余裕があったにもかかわらず、希望する邦人が専用機に搭乗できなかったという報道もあり、政府...

「日本国籍を理由に搭乗を断られた」と書かれている記事もありました。

なぜ日本国籍の邦人が乗れなかったのか、110人乗れる政府専用機になぜ20人だったのか、搭乗できる規準は何だったのか、すべてにおいて政府は明確な返答をしていません。

記事は次の文面で終わっていましたが、私もまさに「貧しい政治」は言い得ていると思いました。

なぜこの国は「国民ファースト」ではないのか。豊かな国の貧しい政治に、国民の不信はますます募るばかりになっている。

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