できることが生きる力に

次の記事を読みました。

認知症になって「苦手」なことも自分で挑戦…手助けする商品使い、生きる力に | ヨミドクター(読売新聞)
 認知症になって「苦手なこと」が出てきても、ちょっとした工夫で乗り越えられるケースがあります。「できるかぎり自分でやりたい」という思いや、「こんなものがあったら便利」という当事者の視点を生かした商品が生まれています。(沼尻知子) 靴下… 筒状、はき口を縁取り強調 試作品をはき、「色がすてき」と喜ぶ近藤さん(左)。後藤社...

上記事は認知症の方たちにとって履きやすい靴下を例にあげ、「自分でできる」と思える時間を延ばすことが生きる力につながること、その他には加齢による物忘れと認知症の違い等について書かれていました。

上記事を読みながら、私は「自分でやること」を奪わないでほしいという文面にハッとさせられました。

私には、認知症を患った姑を3年間介護した時期がありました。

当時私は、徐々に症状が進んで行った姑に対し、苦手なことや煮炊き等ガスを使うことなどは「苦手なことをさせるのはかわいそうだから」「煮炊きは火が危ないから」など、勝手に判断してさせなかったのです。

記事に次の文面がありましたが、私は姑に対して「次はあれをやってみたい」という思いを抱かせないような介護をしてしまったと、申し訳ない思いでいっぱいになりました。

やりたいことをできる環境は、生きる力にかかわります。この靴下があることで、今まではけなかった人がはくことができたら、「次はあれをやってみたい」と挑戦する力になるはずです。

要介護3で始まり3年のうちに要介護4になって、仕事をしながらの介護で身心共に余裕が無くなり、「これで良いのか」と自問する日々でした。

私の手に負えなくなって、姑がグループホームに入ってからは「もっと自宅介護ができたのではないか」と自分を責める日々が続きました。

5年間グループホームでお世話になった姑が亡くなり、今年で12年目になります。

いろいろな思いを抱かせられた記事でした。

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