医師の疲労

昨日、検診のためにクリニックに行ってきました。

私見ですが患者の訴えをよく聞いてくれる女医さんがいるため、定期的に検診に通っています。

1週間ほど前に検診の予約のための電話をしたのですが、朝からずっと話し中でつながらず、10回以上かけてつながったのは午後1時近くでした。

新型コロナの感染拡大で混んでいるためだろうと察したのですが、昨日、がく然とするような状況を目にしました。

私は予約した時間より少し前に着いたのですが、クリニックの外には数人が並んでいて、クリニック内の電話は鳴りやむことが無く、受け付けのスタッフと看護師が絶えず電話を受けていました。

採血の際に看護師さんに「たいへんそうですね」と声をかけると、「急に問い合わせが多くなって」と言っていました。「WEB予約も開いた時点で予約締切のようになってしまう」とも言っていました。

名前を呼ばれて診察室に入ると「エッ」と声が出そうになってしまいました。

その理由は、いつもは黒やベージュのスラックスに白衣の女医さんが看護師さんたちと同じ白いスラックスに短い白衣で、疲れ切ったような様子だったことと、私は一瞬別の医師かと思って椅子に座って声を聞いて初めていつもの医師だとわかったためです。

私には、医師がひどく疲れているように感じられました。

多くのメディアで感染の拡大と医療現場の状況が報じられていますから、お察しの方もいらっしゃると思いますが、すでに医療崩壊が始まっていると言っても過言ではないのではないか、と昨日の状況から感じました。

受診したくてもクリニックの予約ができなかったり、通常の医療が受けられない状況が起きているのですから。

次の記事も読みましたが、政府が早急な対応を取らない限り、医療崩壊が進むばかりではないかと危惧しています。

「陽性証明を求めないで」行動制限なしでコロナ7波を乗り切るために:医療現場からの訴え(市川衛) - エキスパート - Yahoo!ニュース
新型コロナ「第7波」の拡大が止まりません。国内の先週の新規陽性者数は世界で最大となり、28日の東京都の陽性者数は、初めて1日4万人を超えました。その影響で医療機関に患者が殺到。「半日電話をかけ続けても
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