次の記事を読みました。
うつ病なのにやけに快活…本人は気づきにくい双極性障害2型 | ヨミドクター(読売新聞)
働く人の中で「うつ病」の診断を受ける人は少なくありませんが、中には、気分が高揚して活動的になる 躁(そう) 状態とうつ状態を繰り返す双極性障害の人がいます。うつ病の治療を受けている人の6割にぶり返しがありますが、再発した時に躁状態が出る方が...
上記事は↓の投稿で紹介させていただいた記事と同じくyomiDr.に掲載されていたものですが、上記事のほうが先にアップされたものでした。
上記事で自分の認識不足だったことを書きましたが、今回の記事からは、症状が軽い双極性障害2型のほうが双極性障害1型より多いことを知りました。
そして、2型のほうは、症状が軽いが故に気づきにくいことが書かれていました。
診断の基準は症状の持続期間が少なくとも4日間とされているそうですが、今回の記事でもうつ病と双極性障害の診断が難しいことが書かれていて、うつ病の治療を受けていた患者さんが実は双極性障害の場合もあることが紹介されていました。診断を間違えると症状が慢性化してしまう恐れがあるそうです。
うつ病か躁うつ病かという診断が重要なのは、うつ病と双極性障害では異なる薬を使うからです。うつ病では抗うつ薬の処方が中心になりますが、双極性障害では「気分安定薬」がメインになります。双方向性(抗操、抗うつ)の作用を持ち、気分の変動を抑制し、躁うつ両病相に予防効果を持つ薬物の総称です。治療効果が高い薬剤と評価されています。二つの病気の診断を間違えると、病気が慢性化してしまう危険があります。
うつ病と診断される患者さんが増加しているという報道を目にしますが、その方々の中には実は双極性障害の方もいらっしゃるかもしれません。記事の最後に書かれた次の言葉のように、周囲の気づきが大切だと改めて思いました。
周りの方も、うつ病をこじらせた方の様子に注意していただきたいと思います。