子どもの事故予防

小学校と幼稚園に通う二人の孫がいるため、関心を持って次の記事を読みました。

子どもの事故予防にAIの活用を…幼稚園、保育園ですべり台事故が多発。小学校では鉄棒 | ヨミドクター(読売新聞)
子どもは、遊びを通して自らの限界に挑戦し、身体的、精神的、社会的に成長します。また、集団の遊びの中で自分の役割を確認し、遊びを通して自らの創造性や主体性を向上させていきます。遊びは、すべての子どもの成長にとって必要不可欠なものです。その一方...

タイトルが目に入った時、「AI(人工知能)が事故を予防する画期的なシステムができたのか」と思ったのですが、AIが事故を直接予防するのではなく、膨大な数の事故事例をAIを使って分類することで、状況ごとの予防策を考えることができるようになったと書かれていました。

記事によると、重傷度が高い事故は、雲てい、のぼり棒・すべり棒、回転式遊具だそうです。

そして、次が書かれていました。

小学校での固定遊具による災害発生件数は13万4014件。遊具別で見ると、鉄棒、雲てい、ぶらんこなどが多いのです。事故の多い遊具の傾向は各年度でほとんど同じでした。

幼稚園での災害発生件数は2万3570件。遊具別で見ると、多いものから順に、すべり台、総合遊具・アスレティック、鉄棒、雲てい、砂場の順でした。

保育園等では4万1175件で、ケガが多い遊具は幼稚園とほぼ同じでした。

小学校での事故件数が多い鉄棒に関しては、次のような状況が書かれていました。

他の遊具と共通する事故としては、「転がったボールを取りに行く際に、顔や頭をぶつける」「鬼ごっこをしているときに鉄棒をくぐり抜けようとして失敗し、顔や頭をぶつける」「手が滑り落下し、指を負傷する」「手が滑り落下し、頭や顔やひじなどを打つ」などでした。

鉄棒に固有の事故としては、「鉄棒に座っていて、他の児童に押されて転落する」「技の練習をしているときに着地に失敗し、足首をひねる」「技の練習をしているときに手が滑り、地面に落ちる」などでした。

私は孫たちと公園に行くことがあり、その際に鉄棒で遊ぶことも多いのですが、上記状況は大人が見守っていても起こりうるように思いました。

そう思っても「鉄棒はダメ」とは言いたくないですから、記事に施策として挙げられている遊具の下に砂を敷き詰める方法は公園などにも早急な対応を願うばかりです。

それによって、怪我をしたとしても重症化は防げると思えるためです。

子供の行動は大人には予想できないような事故につながる場合もありますが、子供たちを少しでも守れるような対策を早急に施行してほしいと思いました。

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