食べることが生きる希望に

私は長い闘病中、数カ月に渡って中心静脈栄養を経験しています。

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中心静脈栄養が始まった頃は、明日がないかもしれないような状態でした。

それが奇跡的に良い方向に進むようになって、少しずつ口から食べられるようになり、明日が考えられるようになって生きる希望が持てるようになりました。

そのような体験があるため、次の記事は関心を持って読みました。

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私の場合は闘病が40代でしたので記事の状況とは異なりますが、口から食べることが生きる希望につながることは身を持って体験しているため、胃ろうを受けていた患者さんが口から食べることによって元気になったことは充分に理解できました。

ただ気になったのは、記事に登場する「栄養サポートチーム」は大阪府を中心に9か所の訪問診療クリニックと提携していると書かれているのですが、他の地域の体制はどうなっているのだろうということです。

このようなチームの存在は患者の家族にとっても心強いと思いますから、他の地域にも同様のシステムが構築されることを願うばかりです。

記事には高齢者の「孤食」についても、様々な取り組みが始まっていることが書かれていました。

記事を読み、食事は栄養を取るだけではなく、おいしく楽しく食べることで生きる希望が生まれることを改めて考えさせられました。

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