鶏むね肉の栄養素

高齢者はたんぱく質の摂取が不足しがちなので、私は脂肪分が少なくて胃にもやさしい鶏むね肉やささみ肉を摂ることが多いのですが、次の記事を読んで同じ食材に偏らないように注意しなければと思いました。

ダイエットで「鶏ムネ肉」ばかり食べる人の末路…管理栄養士が警鐘を鳴らす「肉の栄養素」の真実 「レバーの取り過ぎ」にも要注意
ダイエットのために脂質の少ない鶏ムネ肉ばかり食べる人がいる。管理栄養士の塩野﨑淳子さんは「偏った食事は健康に悪い。たしかにムネ肉はヘルシーだが、その分、肉で摂取できる栄養が乏しいことも知ってほしい」という――。

鶏むね肉について、記事には次が書かれていました。

「エネルギー」や「脂質」の面だけを見れば、鶏ムネ肉は健康に良いという主張もわかりますが、「貧血予防」という側面から見れば、必ずしも「鶏ムネ肉はヘルシー」とは言い切れないのがわかります。

また、鶏肉は皮部分に脂質が多く含まれるので、鶏モモ肉の皮を取り除いて食べると、かなり脂質をカットすることができます。皮なしモモ肉とムネ肉を比較すると、モモ肉の方が亜鉛などのミネラルが豊富です。ムネ肉やササミばかりではなく、いろいろな肉のいろいろな部位を食べることが大切です。

上記について、私は鶏むね肉ともも肉の違いは脂肪分だけだと思っていました。

体調管理のために食品成分表も持っているのですが、むね肉ともも肉の栄養素の比較をしたことがなかったため、モモ肉のほうが亜鉛などのミネラルが豊富だということを知りませんでした。

また、数年前の健康診断で貧血を指摘された際には毎日のように鶏レバーを摂取したこともありました。

ビタミンAの許容上限量は認識していたので量を加減していたのですが、私が思っていた以上に鶏レバーのビタミンA含有量が多いのに驚きました。半年後の検査で貧血が改善していたため、レバーの連日摂取を止めて良かったです。

成人のビタミンA許容上限量は、2700μgRAE(レチノール活性当量/日)です。鶏レバーに含まれるビタミンAは、14000μgRAE/100g中です。

管理栄養士である筆者は、記事の最後に次のように述べていました。

このように、「(鉄や亜鉛が豊富で)栄養がある」と言われる食材も、一方で脂肪を多く含んでいて、食べすぎれば脂肪過多になるなど、一長一短なのです。100%良いところだけの食材はないのですね。

私は自分に適していると判断した食材は毎日摂り続けることが多かったため、これからは同じ食材に偏ることが無いようにバランスよく摂取しようと思いました。皆様にもお気を付けいただければと思います。

タイトルとURLをコピーしました