1日一切れの魚

ご自分の食生活が気になるシニアの方は多いと思います。

私も70歳を過ぎたころからの健康診断で「要経過観察」の項目が出るようになり、食生活にはそれまで以上に関心を持つようになりました。

そのような状況のため、次の記事は関心を持って読みました。

中高年の「死亡リスク」を下げるのは「1日1切れの魚」だった…医師が教える、50歳からの最強の食習慣(森 勇磨) @gendai_biz
健康診断のたびに指摘される、中性脂肪やコレステロール値の高さ……。のみならず、増え続ける原因不明の不調の数々。30代を過ぎ、40代を迎えた中高年に次々と襲い掛かる将来の健康不安について、「病気を遠ざけ、人生の質を底上げしてくれるのは、小さな...

上記事は現役医師の森勇磨氏が解説をしていて、50歳から食習慣を変えることを勧めています。

具体的な良い食べ物と悪い食べ物について、次が書かれていました。

数多くの信頼できる研究によって健康に悪いと考えられている食品は、(1)赤い肉(牛肉や豚肉のこと。鶏肉は含まない)と加工肉(ハムやソーセージなど)、(2)白い炭水化物、(3)バターなどの飽和脂肪酸の3つである。

逆に、健康に良い(=脳卒中、心筋梗塞、がんなどのリスクを下げる)と考えられている食品は、(1)魚、(2)野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)、(3)茶色い炭水化物、(4)オリーブオイル、(5)ナッツ類の5つである。

そして健康に良い食べ物の中でも魚について、次が書かれていました。

魚については、67万人のデータから導き出された研究結果として、魚の摂取量の多い人ほど死亡リスクが低く、1日60gの魚を食べていた人は、全く食べていない人に比べて12%死亡率が低かったことを紹介しています。 スーパーなどで売られている鮭や白身魚などの切り身1切れが80g前後ですから、1日1切れで60gはクリアできます。刺身であれば、3~4切れでしょうか。それだけで死亡リスクを下げられる可能性があるのです。

その魚の中でも、EPAとDHAが豊富に含まれているアジ、イワシ、サバなどの青魚が勧められていました。

記事に書かれていることは特に目新しい情報ではありませんので、ご存じの方も多いと思います。

このような情報から食生活を見直すことは大切ですが、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということをお忘れにならないでいただきたいと私は強く言いたいです。

その理由は、私には失敗した経験があるためです。

その失敗とは、健康に良いと言われるオリーブ油を1日に大さじ3~4杯摂り続けたところ、LDLコレステロールが下がるどころか上がってしまったのです。

もちろん、オリーブ油以外にも問題があったのでしょうが、それまで低かったLDLが上がったのはショックでもありました。

その結果が出てからは、オリーブ油は1日に大さじ1杯にしています。

オリーブオイル:「適量」とは? - European Olive Oil

食生活の見直しは早ければ早いほど良いのでしょうが、ある程度年齢が進んだ方であっても手遅れと思わずに、少しでも良い方向へ進むことを目指していただければと思います。

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