次の記事を読みました。
記事は子供の水難事故を中心に書かれているのですが、泳げる人でも溺れるケースがあることが書かれていました。
溺水で時々遭遇するケースとして、岸からそれほど離れていなかったのに、もしくは、泳ぎも苦手ではなかったのに、気づいたら溺れていたというケースがあります。なぜそのようなことが起こるのでしょうか。
溺れるプロセスとして考えられているのは以下です。急な深みなどで驚いてパニックになると、正常な呼吸が妨げられます。焦ってもがいているうちに、気道内に水が入り込みます。その結果、誤嚥を起こしたり喉頭けいれんを起こしたりして気道が閉塞してしまい、酸素が取り込めなくなって低酸素血症になり、その結果、意識を失って、溺れてしまうのです。
上記に次が続いていました。
これまでの研究では、この過程は必ずしも大量の水を飲み込んでいなくても起こることが分かっています。また、川や海は、プールなど整備された場所とは違って流れも複雑ですし、急に深くなったりします。隠れた岩や植生などでけがをするリスクもあります。プールでは泳ぎが得意でも自然水域では勝手が違うのです。泳げる人でも溺れる可能性があることは知っておいていただきたいと思います。
溺れる事故を防ぐためには、ライフジャケットと見守りの質が大事 と書かれています。
それらのうち、ライフジャケットについては次が説明れていました。
特に川でのライフジャケットの重要性と監視の質を強調しておきたいです。まず、ライフジャケットは有効性も証明されていますので、車に乗るときのシートベルトと同じように習慣にすべきです。なお、ライフジャケットは正しいサイズのものを選ぶことと、正しい装着方法(腹回りのベルトをしっかり締めるとともに、股下に通すベルトがある場合は必ず使用する)を守らないと外れるリスクがあるので注意が必要です。また腕に巻く浮き輪や首浮き輪はライフジャケットの代わりにはならないことも知っておいてください。
見守りの質については、次が書かれていました。
監視についても、見守りの有無だけでなく、質が大切です。大人が複数いる家族やグループで出かけている場合、誰かが見ていると思って実は誰も監視できていない状況が生まれる可能性があります。
記事には、いざというときのために日頃から心肺蘇生法について学んでおくことが重要だと書かれていました。
事故は思いも寄らない時に起きるものです。
夏のバカンスが悲しい思い出にならないために、皆様にも上記をお心に留め置きいただければと思います。