次の記事のタイトルが目に留まり、幼稚園年長の孫が昨年の今頃に「おなかが痛い」と言って幼稚園を休んだことを思い出しました。
幼児の「おなかが痛い」は、どのあたりが痛むのか、痛みの強さなどもわからないため親御さんは不安になると思います。
記事では腹痛の原因として、ウィルス性胃腸炎、便秘、腸重積、急性虫垂炎などを挙げ、それぞれの特徴的な症状が書かれていました。
また、上記とは別に環境の変化もストレスなども腹痛の原因になりうることが書かれていました。
孫の場合は「おなかが痛い」と言っていても発熱もなく食欲や便通も正常だったのですが、母親である娘がクリニックに連れていったところ、「軽いウィルス性胃腸炎の可能性」という診断で整腸剤などが処方されました。
私はウィルス性胃腸炎というより上記の原因のうち後者のストレスが原因の腹痛のように思ったため、漢方薬の小建中湯を飲ませるように勧めました。
娘もそれに同意し、クリニックで処方された整腸剤と小建中湯を孫に服用させたところ、翌日には「おなかが痛い」と言わなくなり、幼稚園に行くことができました。
記事には特に新しい情報は書かれていませんでしたが、痛みを否定してはならないという次の文面が心に残りました。
大事なのは、痛みを否定しないことです。本人にとって痛みは確かに存在しています。周りが軽んじると、痛みが大きくなることがあります。「痛みがあるのはつらいね」と共感しつつ、片付けや朝起きられたことなどについて「でもここはできているよ」と伝えると、安心につながります。
子供が「おなかが痛い」と言った場合、中には迅速な受診が必要な場合もありますので、親御さんはお子さんの様子がいつもと比べてどうかを見極めたうえで、受診のタイミング等を判断していただければと思います。
筆者が述べている「痛みを否定しない」ことを、私も肝に銘じておこうと思いました。