以前の投稿↓にも書いていますが、私は親族の認知症の介護経験があるため、認知症になることへの不安が常にあります。
そのため、タイトルが目に留まった次の記事も関心を持って読みました。
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上記事は、修道女を対象にした研究(ナン・スタディ/NunStudy)の結果が述べられていて、私が一番興味深く思ったのは、修道女の死後の解剖で「アルツハイマー病にかかっていたとしか言いようのない変化が脳では起こっていた」にもかかわらず、80代半ばで受けた数回の検査の成績はいずれも高得点で、知的能力に問題はなく、日常生活を送る上での介助も全く必要がありませんでしたということでした。
ナン・スタディでは、上記のような「逃げおおせた人」とそれでない人を分ける重要なカギが「言語能力」にあると示唆しているそうです。
言語能力と認知症の関係が気になり、ネット検索で次のページを見つけました。
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上ページでは、言語能力について次のように説明しています。
言語能力は、相手の言葉を理解し、言葉を用いて自分の意志を相手に伝える力のことを言います。私たちは、自分の思いや考えを言葉無しに完全に伝えることはできません。言葉を話せない赤ちゃんは泣くことで不快を伝え、周囲の人は経験からなぜ泣いているのかをおおよそ察することはできますが、毎回100%理解しているとは言えないでしょう。自分の意志を的確に伝えるため、他人とコミュニケーションをとるために重要となるのが言語能力なのです。
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そして、言語能力を強化するための方法として次が書かれていました。
言語能力を強化するには、ものと言葉を結びつける訓練が有効です。まず、ものが描かれたカードを数種類用意します。そして、他の人にいずれかのものの名前を言ってもらう、もしくは漢字で書いてもらい、それが描かれたカードを選び出す、という方法です。漢字はその形に意味があるため、ひらがなよりも理解しやすいとされています。
先ほどの方法とは逆に、描かれているものを漢字で書く、という方法も言語能力を強化する訓練になります。また、新聞のコラムなどの音読・書写も非常に有効です。こちらはひとりでも行えるので、ちょっとした空き時間ができたらこの訓練をやってみる、という習慣をつけるとよいでしょう。
私の場合も日常的にパソコンやスマホを使用していることで漢字を書く機会が減り、字によっては部分的に曖昧になっていることを実感しているので、漢字を書く訓練が必要だと感じました。
今後も、認知症の予防になる情報はできる限り実行してゆくつもりです。