便潜血検査と大腸がん

次の記事のタイトルが目に留まり、大腸がんが増えていることから定期的に大腸内視鏡検査を受けている私は「エッ」と思いながら読み始めました。

排便がないと受診した59歳男性が大腸がん 検診結果は陰性だったのになぜ?…早期発見のために必要なこと | ヨミドクター(読売新聞)
大腸がんは、患者数が最も多いがんで、女性ではがん死のトップです。早期に見つけるため、検診では、便に血が混じっていないかどうかを調べる便潜血反応検査が行われています。がん死を減らす効果が確かめられている検査ですが、すべてすくい上げることができ...

読み始めて、検査をすり抜けてがんが発覚したのは内視鏡検査ではなく便潜血検査だったとわかりました。

私は便潜血検査ではがんが発見できないことが多々あると思って内視鏡検査を受けているため、記事内容には納得でした。

また、記事の事例にあるような平坦なポリープの場合はがん化しやすいにも関わらず、プクリと飛び出ているポリープより出血しにくいため、発見されたときにはステージが上がっていることが多いという情報もあります。

記事の事例では2.5cmの平坦なポリープとのことですが、私も一昨年、大腸内視鏡検査で2cmほどの平坦なポリープが見つかり、切除した後に裂孔の疑いで急遽入院となったことがありました。

平坦なポリープの場合は表面積が広いため、切除によって大腸裂孔に陥る危険があるようで、いつもの大腸内視鏡のつもりがたいへんなことになってあわてました。

不幸中の幸いで、急な入院はたいへんでしたが裂孔が自然に閉じて手術を免れ、切除したポリープは検査の結果がんではありませんでした。

記事には便潜血検査での検知漏れの理由として、次の四つが挙げられていました。

(1)病変部から出血がない。 糞便ふんべん への血液の付着・混入がなかった
(2)糞便に血液の付着・混入が不均一だった
(3)受診者の採便方法や検体の保管方法が不適切だった
(4)検査方法自体に技術的な問題があった。

記事では、40歳以上になったら大腸内視鏡検査を受けることが勧められていました。

以前の次の投稿等も参考になさっていただければと思います。

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