50代女性、更年期障害?

女性は50歳前後に閉経となる場合が多く、中にはホルモンバランスの乱れによって不定愁訴と言われる様々な症状に悩まされる方もいらっしゃいます。

それらは更年期障害と呼ばれますが、次の記事には50代の女性が更年期障害だと思っていた症状が全く違った疾患だったことが書かれていました。

50代女性 次々と襲う不調にイライラ…更年期障害と思いきや | ヨミドクター(読売新聞)
夜になると悪化する発疹  50歳代前半のWさんは、全身にじんましんが出るので診察してほしいと来院された。来院時は腕と足にまばらに小さな赤い発疹が点在し、かゆみもあった。夜になると悪化するとのことで、昨晩自分で撮影した写真を拝見したところ、全...

記事に登場する50代の女性には倦怠感、動悸、イライラ、膀胱炎、歯肉炎、じんましんなどの症状が次々と現れ、本人は更年期障害打と思って様子を見ていたそうです。

その後、じんましんのために受診した皮膚科の医師の判断で血液検査をしたところ、重度の甲状腺機能亢進が見られ、バセドウ病と判明したことが書かれていました。

この記事を読んだ際、私はバセドウ病は過度の発汗・体重減少・眼球突出などの症状も出るという認識があったため、記事のようなケースもあることを初めて知りました。

記事の女性は、服薬によって体調が良くなったと書かれていました。

50歳前後の女性の場合、不調を更年期障害だと思いがちですが、記事のように中には迅速な対応が必要な疾患の場合もあることをお忘れにならないよう、気になる症状が長引く場合には受診をお勧めしたいと思います。

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