腎臓がオシッコと関係があることは多くの方はご存じだと思いますが、もう少し詳しい役割が分かりやすく書かれている記事がありましたので紹介させていただきます。
記事の筆者は、医師免許を持つ芸人のしゅんしゅんクリニックPさんです。

腎臓の働きとして、記事には次の五つが挙げられています。
① 腎臓はおしっこを作ります!
体の中の不要な老廃物や、余分な水分を尿として外に出します。
② 骨を丈夫にします!
ビタミンDを活性化させ、小腸からのカルシウムの吸収を助けます。
③ 血圧を調節しています!
レニンというホルモンを出し、血圧を一定に保っています。
④ 体のバランスを保ちます!
尿の量を調節して水分を一定に保ったり、ナトリウムやカリウムといった電解質を調整しています。
⑤ 血を作ります!
赤血球を作るように命令するエリスロポエチンというホルモンを出しています。
④のバランスについては、次のような説明がありました。
腎臓が悪くなってしまうと体のバランスが保てなくなります。もちろんバランスといっても体がグラつくとか、そういう意味のバランスではなく、疲労感、むくみ、夜間頻尿、血尿、貧血などの症状が出てしまうんです。そして腎臓が悪くなっているときは、背景に高血圧や糖尿病などの別の病気が隠れていることも多いので、その病気の症状も出ます。
記事のタイトルに「慢性腎臓病の進行リスクが高い5業種とは?」とありますが、それについては次が書かれていました。
最後に直近の話題として、2025年8月に、慢性腎臓病の進行リスクが高い5業種についての論文が発表されました。① 情報通信業、② 運輸業・郵便業、③ 宿泊業・飲食サービス業、④ 生活関連サービス業・娯楽業、⑤ 医療・福祉の5業種とのことです。医療もしっかり入ってますね! 勤務スケジュールが不定期であったり、座っている時間が長かったりすることが可能性として考えられているそうです。当てはまる方は特に要注意かもしれません!
腎臓を悪くしないためには生活習慣病に注意することとして筆者のしゅんしゅんクリニックPさんが次のアドバイスをしていますので、皆様にもご記憶いただければと思います。
日常生活の注意点としては、生活習慣病を起こさないような生活が大事です。すなわち禁煙、節酒、適度な運動、減塩、太らない、よく眠る、こういった基本的なところが結局重要です。すでに慢性腎臓病と言われている方は、血圧を高くしないように塩分制限は必須です(1日6グラム未満)。食事ではたんぱくを控えることが大事なので、主治医や栄養士さんとよく相談しましょう。