次の記事が目に留まりました。

子どものアトピー性皮膚炎…早期治療へ 学会が手引 | ヨミドクター(読売新聞)
子どもで発症することが多いアトピー性皮膚炎。症状や生活への影響を軽減するため、早期に診断し、治療を始めることが大切です。専門に診療する医師は限られるため、日本小児皮膚科学会と日本小児アレルギー学会は昨年、一般の小児科医向けの治療と予防の手引...

子供のアトピー性皮膚炎では通院していてもなかなか良くならず、心労を抱える親御さんを知っているため、治療のガイドラインには大きな関心を持ちました。
アトピー性皮膚炎はご存じの方も多いと察しますが、記事にもあるようにバリア機能の低下によって発症します。
アトピー性皮膚炎は、皮膚の角質層の水分が減り、異物の侵入を防ぐバリア機能が低下して炎症が起き、発症します。肌が乾燥したり、湿疹ができたりすると、角質と角質の間に隙間ができ、そこからアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が入り込みます。
治療に関して、記事には次が書かれていました。
治療は、炎症を抑えるステロイドの塗り薬などから始めます。ステロイドに対し、副作用の心配から使用をためらう保護者もいます。しかし、使用量や回数が適切でなければ効果が出にくいことに注意が必要です。最近はステロイド以外で副作用が少なく、子どもに使える塗り薬が登場しています。塗り薬で治りにくい場合は、炎症やかゆみを抑える飲み薬や注射薬も使えるようになりました。
アトピー性皮膚炎は初期のうちに適切な対応をすることで長引かずに寛解に至ることを、私は今までに接した患者さんから教えていただきました。
記事にもありますが、お子さんの皮膚炎は早期の診断治療が大切だということをご記憶いただければと思います。