心因性発熱とは

偶然にタイトルが目に入り、私自身も家族も経験しているため関心を持って読みました。

ストレスが原因の心因性発熱とは?症状と風邪との違い | ハルメク美と健康
ストレスが原因となって起こる体温の上昇は「心因性発熱」と呼ばれます。子どもから大人まで幅広い人に見られる症状で、高熱タイプ、微熱タイプの2タイプに分けられ、それぞれ原因や症状は異なります。風邪との違いや治療法を医師監修のもと詳しく解説。

心因性発熱について、次のように書かれていました。

熱といえば風邪をひいたときに出るイメージがありますが、ストレスが原因となって体温の上昇が起こることがあり、このような症状を「心因性発熱」といいます。機能性高体温症とも呼ばれます。

心因性発熱が生じる仕組みやメカニズムについて、次のような説明がありました。

ストレスがどのようにして体温上昇を引き起こすのかについてはまだ十分に解明されていないものの、ストレスによって体の機能を調節する自律神経のバランスを崩すことが原因の一つとして考えられています。
自律神経とは、「交感神経(心身の状態を活発にする)」と「副交感神経(心身の状態を落ち着ける)」という2種類の相反する作用を持つ神経の総称です。これらの自律神経がバランスを取ることで、心と身体の状態を整えています。
(中略)
交感神経が活発になり過ぎると、体温調節を行う「褐色脂肪細胞」が刺激され、その結果として体温上昇につながっていると考えられています。

心因性発熱は感染性の発熱と違い、解熱剤によって熱が下がりません。

ウイルス感染が原因となって発熱している場合、解熱剤が炎症性サイトカインやプロスタグランジンE2 に作用することで、熱が下がります。

しかし、ストレス性の体温上昇の場合、体温が上がるという状況は同じでも、炎症性サイトカインやプロスタグランジンE2が関与していないため、解熱剤や風邪薬などの炎症を抑える薬を飲んでも、熱が下がらないのです。

治療については、次が挙げられていました。

*生活指導
*薬物療法
*心理療法
*リラクゼーショントレーニング(自律訓練法)
*他の身体疾患や精神疾患の治療
*ストレスの原因の解決、ストレスへの対処の仕方の改善 など

発熱時には自己判断ではなく受診をお勧めしますが、記事に心因性発熱と診断された際のアドバイスも書かれていますので、皆様にもご一読をお勧めしたいと思います。

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