次の記事が目に留まりました。


記事に登場する69歳の女性(Kさん)は4種類の便秘薬を服用しているにもかかわらず、排便感じがないということで受診したことが書かれていました。
記事の筆者であるクリニックの医師は、処方された便秘薬を確認して次のように述べています。
この薬のラインアップを見ると、大きな特徴があります。便秘薬には働きの異なるタイプがあり、ひとつは大腸を刺激して腸の動きを促すタイプ、もうひとつは便を軟らかくして排出しやすくするものです。市販薬で多いのが、大腸を刺激するセンナ、大黄、アロエなど生薬成分を含む下剤。この種の薬は、常用するとどんどん使用量が増え、下剤依存になる危険があります。そこで近年、医療機関では、大腸刺激性の下剤はあまり使われない傾向になっています。
Kさんが処方された薬には、大腸刺激性の下剤はなく、すべて便の水分量を増やして軟らかくする薬。腸管内を水分で満たす薬なので、水様便として排出されることがよくあります。Kさんは女性ですし、「下剤のせいで、水様性の下痢になって、排便した気がしないのだと思いますよ」とお伝えしました。
Kさんの状況を判断した医師は、次の対応をしたことが書かれていました。
大腸の水分を増やす薬を1種類に減らす一方で、刺激性の下剤でも比較的習慣化することが少ないピコスルファートを処方し、薬は2種類にしました。
その結果、一ヶ月後の来院時にKさんは「毎日排便があって腹部膨満感も消失した」と報告したそうです。
私はこの記事を読み、ある疑問を抱きました。
それは同作用の便秘薬が4種類も処方されていたことで、「お薬手帳」が活用されなかったのかという疑問です。
お薬手帳については、次のページにわかりやすい説明がありましたので紹介させていただきます。

Kさんの場合は医師である記事の筆者の判断による対応で改善したので良かったですが、お薬手帳の本来の活用が実行されていたらもう少し早い段階で同作用薬重複処方は防げたように思えてなりません。
記事を読みながら疑問が最後まで続き、モヤモヤとした気分が残ってしまいました。
