栄養不足は必ずしも飢餓や栄養失調ではありません。
飽食であっても偏った食生活が栄養不良をもたらすのです。
栄養不良の代表例には、過酸化脂質を多く含む酸化食があります。
インスタント食や、フライなどの高カロリー食などは酸化食になる可能性が高い食品です。
特に脳の成長期にある幼児・学童期には良くないものです。
イライラしたり、キレやすい子供が増えているのもそれが誘因となっていると考えられています。
高カロリー食を平常食として培われてきた欧米人の体と、日本人の体の防御機構が違うということも唱えられています。
日本人には伝統的な和食が合っているのです。
吸収率の良いご飯を70%とし、残り30%を「まご(わ)やさしい」おかずが勧められます。
その意味する食材は、
ま=豆類、豆腐、味噌、納豆など
たんぱく質とマグネシウムが豊富
ご=ゴマ、ナッツなど
老化防止となる活性酸素を防ぐ抗酸化栄養素
わ=わかめなどの海草
カルシウムなどのミネラルが豊富
や=野菜
ベータカロチンやビタミンCが豊富
さ=魚類
特に青魚や鮭は不飽和脂肪酸のオメガ3が豊富なたんぱく質
し=キノコ類
ビタミンDや食物繊維が豊富
い=イモ類
腸内環境を整える食物繊維が豊富