医師と患者の関係

次の記事を読み、帯津医師でさえ患者を壊れた機械のように思っていた時期があったことに驚きました。

かつては患者を“修理” 帯津医師が気づいた「素晴らしい患者との関係」 〈週刊朝日〉
 西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。老化に身を任せながら、よりよく老いる「ナイス・エイジング」を...

記事には次のように書かれていました。

私が医師になったのは、1962年。一介の町医者になるつもりが、成り行きで外科の医局に入ってしまい、まずは手術の“名手”になることを目指しました。正直に言って、いかに良い手術をするかが最大の関心事で、いかに良い医者になるかは二の次でした。患者さんを壊れた“機械”だとしか見ていなかったのです。私にはそれを“修理”する腕があるという「上から目線」で患者さんと接していました。

記事には、上から目線で患者に接していた帯津医師が同じ医局の先輩の影響で変わったことが書かれていました。

その個所を読み、もしそのような先輩に出会わなかったなら帯津医師はずっと上から目線で患者を診る医師だったのかと考えてしまいました。

なぜなら、私が出会った医師の多くが上から目線を感じる医師だったためです。

記事の終盤に次の文面がありました。

昔よりも心技体を備えた医者が増えてきているのは間違いないことだと思います。特に心の部分は昔とは大きく変わりました。技の部分も進歩しています。体はチーム医療をするようになり、ひとりだけの力に頼らないようになりました。

記事は次の文面で終わっていましたが、信頼できる医師と出会うことがどれほど難しいかを身を持って体験している私には、一人でも多くの患者さんが信頼できる医師と出会うことを願わずにはいられませんでした。

昔よりも医者は随分、付き合いやすくなってきているのです。この人なら寄り添えるという医師に出会ったら、患者さんの側からも心を開いてください。きっと素晴らしい患者と医師の関係が生まれると思います。

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