次の記事は本の紹介なのですが、興味深く読みました。
『年をとったら食べなさい』 佐々木淳著 | ヨミドクター(読売新聞)
健診を受けては、肥満や血圧、コレステロール値を気にする生活を長年続けていると、年を取ってもその意識は変わらない。日本で最も幅広く在宅医療を行う、つまり多くの弱ってしまった高齢者の診療をしている医療グループを率いる医師の著者は、それは間違いだ...
高齢者の診療をしている医療グループを率いる医師の著者は、著書の中で次の提案をしてるそうです。
「1にカロリー、2にたんぱく」を合言葉にマクドナルドや吉野家のメニューは「理想的な食事」とする。「食欲がない時は、チョコレートやアイスクリーム」「お総菜はいかにもカロリーが高そうなものを選ぶ」
記事には次も記されていました。
「年を取ったら食べなさい」という高齢者の栄養指導が自治体でも広がりつつある。一例を挙げると、健診で75歳以上高齢者の体重が1年で2キロ以上減ったら栄養士が訪問するところがある。「お好きなら、ポテトチップや菓子パンもいいですよ」といった指導をしている。やせ防止の栄養指導を始めることで、寝たきりになる人が目に見えて減る実績を上げ、本書の主張は実証されつつある。
気になって著者の別の記事も読んでみました。
高齢者は、年とともに太ろう | ヨミドクター(読売新聞)
写真 幡野広志 年をとれば、やせてきても当たり前と考えてしまうかもしれませんが、実は高齢者の場合には、むしろ太っていたほうが、要介護や死亡のリスクが少なくなることがわかってきました。では高齢者はどれくらい食べればよいのでしょうか。 高齢者...
上記事に次が書かれていました。
60代では男性はBMI「25.1」、女性はBMI「22.8」、70代では男性「25.5」、女性「24.1」がもっとも死亡のリスクが低くなります。私たちが標準としてきた「22」というBMIよりもかなり大きな数字です。
上記事には次のデータも紹介されていて、太れない私には恐怖さえ感じるものがあり、何とかしなければと思わされました。
死亡リスクのデータによれば、高齢者のBMIが「16」を下回ると、女性の場合、BMIが「22」の人と比較して何と2.6倍になります。